3月末で閉校する五箇中(福島県白河市)77年の歴史記念誌に 歴代の卒業写真など掲載 地区全戸に配布

閉校記念誌の制作に取り組んだ(左から)小林校長、芳賀さん、竹井さん、鶴槙さん

 3月末で閉校する五箇中(福島県白河市)の77年の歴史をつづった閉校記念誌が完成した。約1年かけて編集した同校PTA会長の鶴槙みゆきさん(41)、いずれも副会長の芳賀由香さん(42)と竹井奈都美さん(45)は「青春時代に思いをはせながら読んでほしい」と話している。

 同校PTA会が中心となって編集し、A4判46ページに仕上げた。卒業生や教員OBから集めた写真や資料を基に、同校が誕生した1947(昭和22)年から、現在までの沿革や出来事が、年代ごとにまとめられている。

 鶴槙さんは、特に1期生と最後の卒業生との対談に力を入れたという。閉校イベントの取り組みなども数多く紹介しており、小林敏史校長は「世代を超えて思い出話で盛り上がってほしい」と話している。

 卒業生らの寄稿や歴代の卒業写真も掲載。500部作られ、五箇地区の全戸などに配った。約10冊は市五箇地区行政センターで保管されている。問い合わせは同センターへ。

(県南版)

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