吾妻線の不採算区間 群馬県知事「建設的議論を」 県は在り方協議に「参画」

 利用者が減少し不採算路線となっているJR吾妻線長野原草津口―大前間(13.3キロ)の今後の在り方を巡り、JR東日本高崎支社が群馬県や長野原町、嬬恋村に協議の場に参加するよう申し入れたことについて県は28日、「参画すべき」との姿勢を明らかにした。

 JR東は21日に山本一太知事と萩原睦男長野原町長、熊川栄嬬恋村長に文書で協議を申し入れ、22日に記者会見で発表していた。協議の場での県の立場について、県交通イノベーション課は28日の定例記者会見で「交通政策を司る立場として中立の立場でJRと長野原町、嬬恋村の調整を務めていく」と説明した。

 山本知事は同会見で「地域交通の再構築に資する建設的な議論を期待したい」と語った。

© 株式会社上毛新聞社