ベトナムと福島結ぶチャーター便就航 行楽シーズンへ、インバウンド増加に期待 福島

ベトナム・ダナンと福島を結ぶチャーター便の運航が始まり、春の行楽シーズンに向け、インバウンドの増加へ期待が高まっています。

28日、福島空港に到着したのはベトナムのベトトラベルが運航するチャーター便です。初就航となったこのチャーター便は、リゾート地として人気が高まるダナンと福島をおよそ7時間で結びます。

初日の便には、200人が搭乗して満席に。到着した観光客は、空港関係者らから歓迎を受け、花見山公園や鶴ヶ城など県内をめぐるツアーへと出発しました。

観光客「皆さんに歓迎してもらい本当に嬉しい、満足している。一番期待しているのは桜を見ることです」

県によりますと、今年度、国際チャーター便で県内を訪れたベトナム人観光客は、およそ4000人と台湾に次いで2番目に多くなっています。県は、インバウンド需要の増加に期待を寄せます。

県空港交流課・伊藤裕幸さん「福島の復興状況をご自身の目で見ていただき、現地で伝えていただき、復興の姿を広めていただければ。情報発信をもっと強化して、福島に行ってみたいというお客様を1人でも多く獲得したい」

ベトトラベルのリエンカー副社長も福島を訪れ、「福島は丁寧なおもてなしや豊かな自然が魅力」と話し、ダナン以外の都市からのチャーター便就航にも意欲を示していました。このチャーター便は、4月中旬まで県内とベトナム・ダナンを6往復する予定です。

© 株式会社テレビユー福島