「一球一球 気持ちを込めて」九里亜蓮(広島カープ) あす29日 初めての開幕投手へ

いよいよ、あす29日(金)、プロ野球が開幕します。正式に予告先発であすは、広島カープの 九里亜蓮 投手が開幕投手として発表されました。九里投手の意気込みです。

広島カープ 九里亜蓮 投手
― 初めての開幕投手の試合が近づいてきました。まずは今の気持ちを。
「うーん。特に何も考えていません、はい」

― プレッシャーは?
「特には感じていないですし、本当にマウンドで自分の力を発揮するだけだと思っているので、その中でチームがなんとか勝てるようなピッチングができればっていうふうには思っています」

― キャンプからオープン戦を含めての調整、ここまで振り返って?
「ある程度、一任された中でプランを持ってキャンプにも入りましたし、オープン戦も話し合いをしていただきながら、自分の思うとおりに投げさせていただいたので順調に来ているんじゃないかなと思います」

― 開幕戦の相手DeNAの打線の印象は?
「オープン戦を見させていただいたりしているんですけど、本当に去年とは違って足を使ってきたりだとか、新戦力の選手も入ってきているので、昨年とはまた違うと思いますし、今シーズン、初めて対戦するので、まずは自分のピッチングをした中で、試合の中でキャッチャーの人としっかりと話をしながらやっていければいいかなと思っています」

― 初めての開幕投手で1球目にも注目が集まるが、具体的な球種名は伏せておいてかまわないんですが、頭の中でこういうボールを投げたいというイメージは?
「うーん、そのときに考えます。はい」

― その先発が、2年目新井カープの先陣を切ることに。その点は?
「そうですね。しっかりと自覚と責任を持って1球1球、気持ちを込めて投げていきたいと思います」

― もちろん優勝・日本一を目指すシーズン。1年間、どういう投球を?
「先発ピッチャーとして長いイニングは投げたいと思っているので、もう1イニング、もう1イニング投げさせようって思われるようなピッチャーになりたいと思いますし、しっかりと『行け』と言われれば、その期待に応えられるようにやっていきたいと思います」

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青山高治 キャスター
なんだったら完封・完投してもらって、目標の200イニングまであと191イニングにしてもらってだいじょうぶですけどね。初めての開幕投手ですけど、なんかリラックスする感じもありましたね。

コメンテーター 吉宗五十鈴 さん(「雪月風花」店主)
そうですね。「何も考えていません」みたいなことを言われているけど。3連覇の優勝したときの先発投手が九里投手だったんです。球場に見に行っていまして、目の前ですごくパワーあふれる投球を見ていたので、これはもうビクトリーロードじゃないかと勝手に思っています。

青山高治 キャスター
ビクトリーロード、ここから始まる。ずっと、同期で盟友の 大瀬良大地 投手と切磋琢磨してきて、一方で大瀬良投手が5年連続の開幕投手で、九里投手が初めて自分でつかんだ念願の開幕ですもんね。

中根夕希 キャスター
きっとくやしさもあったと思いますから。そういう意味で気負いすぎず、本当にいつもどおりの九里投手の投球が見られるのではないかなっていう直前のインタビューだったので、いつものように気迫あふれるピッチングを見たいですよね。

青山高治 キャスター
そうですね。本当に投げるのが大好きで、タフネスな九里投手の、ここまで本当に調整が順調だったので何も心配はしていないですけどね。楽しみに待ちたいと思います。

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