紅こうじサプリ、神戸で1人腎機能障害 医療機関に一時入院 回収命令出た商品を摂取

神戸新聞NEXT

 神戸市は28日、小林製薬(大阪市)の「紅こうじ」のサプリメントを摂取した市内に住む女性1人が腎機能障害と診断され、市内の医療機関に一時入院していたと明らかにした。現在も治療のため通院しているという。

 市によると女性は1月、食欲不振や微熱の症状で受診し、5日間検査入院した。サプリは大阪市が回収命令を出した3商品の一つという。医療機関側が同社に報告し、大阪市から3月26日に神戸市に情報提供があった。

 また、同市は東灘区の「金のさじ診療所」で、同社子会社が製造した紅こうじ食品の原料を患者に提供していたと説明。健康被害の有無や提供した人数などを調べる。(金 旻革)

© 株式会社神戸新聞社