パワハラ認定「遅すぎる」 地元ファンら、あきれた声

 「パワーハラスメントの認定は今頃かという感じ。遅すぎる」。宝塚歌劇団の俳優急死問題で、宝塚歌劇団や親会社阪急阪神ホールディングス(HD)は28日の記者会見で女性へのパワハラを認め謝罪したことを明らかにしたが、地元の宝塚市のファンらからは対応の遅れにあきれた声も上がった。

 この日、本拠地の宝塚大劇場で公演はなく、周囲の人通りもまばら。市内の男性(73)は「先輩、後輩の組織が軍隊的で時代に合っていない。劇団も上級生も謝罪するなら最初からすればよかった」と批判。その上で「宝塚が誇る産業で市民の誇りでもある。時代に沿った改革をして、みんなに愛される存在になってほしい」と話した。

© 一般社団法人共同通信社