バーディスタートに警戒心 小祝さくらが「66」で好発進

バーディスタートに気を引き締めて単独首位発進(撮影/村上航)

◇国内女子◇ヤマハレディースオープン葛城 初日(28日)◇葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(静岡)◇6480yd(パー72)◇曇り

インスタートの第3組として午前7時25分にティオフした小祝さくらがボギーなしの6バーディ「66」で回った。6アンダーの単独首位発進を決めた。曇り空の下、出だし10番からバーディを先行。いい流れで滑り出したかと思いきや、「しっかり気を引き締めてやろう」と警戒心を高めた。

2017年にツアープロとして戦い始めてから8年目。これまでの戦績を振り返って「いつもスタートでバーディだとそこからボギーが続いたり、結局ハーフターンした時にあんまりよくなかったり。最終的に“すごい良かった”というイメージがあまりない」と話す。

午前組でスタートした(撮影/村上航)

それでも、そんな“悪い流れ”があるならば「バーディを取れたのは良いことだけど、無かったことにするというか。ここからどんどんもっとバーディを獲る気持ちで行こう」と続く11番(パー3)でアクセルを踏み直した。

13番でピン奥から2m強のバーディパットを沈め、15番のパー5では2オンに成功。6mほどのイーグルチャンスにつけるスーパーショットで観客を楽しませた。

今季は開幕4試合で2週連続2位があった(撮影/村上航)

第2戦「明治安田レディス ヨコハマタイヤ」、第3戦「Vポイント×ENEOS」と2週連続2位になったときに比べ、「当たりが薄くて右に行ったりと思い通りの球が打てないときがたまにあったりでショットがすごく良いわけではないけど、なんだか結構うまくいってくれた」と話した。

「パッティングの状態はすごく良かった」という言葉通り、後半3番(パー5)、4番(パー3)はともに4mの距離を沈めてのバーディ。パッティングの好感触もスコアにつなげた。

山下美夢有(左)と同組でプレー(撮影/村上航)

あす2日目に向けてはショットの不安要素を取り除いていけるかを課題にする。「しっかり今日の練習で直すというか、イメージを良くできたら」と話した。(静岡県袋井市/石井操)

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