著名人騙る広告発端の投資詐欺、岩国の女性が100万円被害

株価や金価格の高騰で投資への関心が高まる中、山口県岩国市に住む看護師女性(60代)が著名人を騙る投資広告を発端とした詐欺事件の被害に遭い、現金100万円を騙し取られました。

岩国警察署によりますと、女性は去年11月10日、スマートフォンでSNSを閲覧中、実在する著名人を騙る投資広告を発見し、アカウントを登録。相手から仮想通貨やFX名目の投資を勧められ、投資用アプリをスマホにインストールしました。

相手から「FX投資を始める資金として20万円が必要」「新しい仮想通貨の抽選販売に当選した代金として30万円が必要」などとメッセージが届き、話を信じた女性は指定された口座に50万円を振り込み、騙し取られました。

女性は他にも、投資家や著名人を騙るSNS上の投資広告を発端とした詐欺被害に遭い、被害金額は計100万円です。

ことし1月、犯行グループから要求された現金を引き出そうとした際、金融機関職員から指摘され、詐欺と気付いたということです。

著名人を騙った投資詐欺の被害が増えていて、警察は「投資を装ってSNSでお金を要求するのは詐欺の手口」と注意を呼び掛けています。

一方、山口県内ではうそ電話詐欺の被害も急増していて、県警は「うそ電話詐欺特別警戒警報」を発令中です。

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