センバツ報徳が4強入り 大阪桐蔭に4-1

大阪桐蔭-報徳 1回裏報徳無死満塁、左前適時打を放ち、拳を高々と上げる斎藤=甲子園球場(撮影・笠原次郎)

 第96回選抜高校野球大会第9日は28日、西宮市の甲子園球場で準々決勝があり、前回準優勝で地元兵庫の報徳は、大阪桐蔭を4-1で下し、2年連続で4強入りした。準決勝は30日に行われ、中央学院(千葉)と対戦する。

 報徳は先発の今朝丸(けさまる)裕喜投手が9回を113球で被安打5、5奪三振、1失点で完投した。速球を中心に組み立てて要所を抑え、バックも好守でもり立てた。

 打線は一回無死満塁から、4番斎藤佑征一塁手が3試合連続となる適時打を放って先制し、続く安井康起右翼手の内野ゴロの間に2点目を奪った。八回には2死満塁から安井右翼手が右前適時打を放ち、さらに相手の暴投で計2点を追加した。

 大阪桐蔭は八回2死から1番境亮陽右翼手が右越え三塁打を放ち、2番吉田翔輝中堅手の左前適時打で1点を返したが、反撃はここまでだった。

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