日本HPが力を入れる「AI PC」を拡充。個人向けノートPC「Envy」登場

By GetNavi web編集部

日本HPは、個人向けノートPC「HP Envy」シリーズの新モデルを発表しました。ラインアップは「HP Envy x360 14(インテル)」「HP Envy x360 14(AMD)」「HP Envy x360 16」の3モデルで、それぞれの販売開始日と希望小売価格は下記のとおりです。

HP Envy x360 14(インテル)/発売中/19万8000円~(税込)

HP Envy x360 14(AMD)/発売中/17万6000円~(税込)

HP Envy x360 16/4月中旬以降の発売/20万9000円~(税込)

↑発表された新モデルのラインアップ

HP Envyは、「確かな性能、先進体な機能、そして柔軟なスタイルでユーザーの新たな挑戦を応援するハイパフォーマンスPC」と位置付けられたモデル。副業やフリーランス、クリエイターなどがターゲットです。

↑HP Envyのコンセプトとメインターゲット

新モデルは、2024年1月に「2024年はAI PC元年」と掲げてHPブランドを築いていくことを明らかにしたとおり、AI性能やテクノロジーに寄せた製品となっています。

プロセッサーにはインテル Core Ultra プロセッサーもしくはAMD Ryzen 8000シリーズを搭載しており、NPU内蔵によってAI処理の高速化やバッテリーの省電力化が図られています。

↑NPU内蔵プロセッサーを搭載。処理性能も高いため、ハイパフォーマンスが期待できます

また、ユーザーのPC使用状況を機械学習し、CPU温度の最適化やファンの騒音を調節する「HP Smart Sense」を搭載しました。PC作業で課題となりがちな熱と騒音の問題を解決できるうえに、将来的には製品寿命をのばすことに期待できるとしています。

加えて、Microsoft製品をサポートする「Microsoft Copilot」をボタン1つで起動できるCopilotキーを搭載しています。

↑AIを活用した機能を搭載

使い勝手にもこだわっており、たとえば約500万画素のWebカメラは高精細としたうえで、背景ぼかしやオートフレーミングが可能な「Windows Studio エフェクト」に対応。コミュニケーションも快適としています。

また、インテルCPU搭載モデルであれば、スマホなどと連携してファイルの相互転送や通知確認、通話などが可能な「インテル Unison アプリ」も利用できるとのこと。

↑Webカメラなどにもこだわっています

ディスプレイは一部を除き有機ELを採用するほか、IMAXが要求する性能基準をクリアした製品に与えられる「IMAX Enhanced」に対応。劇場さながらの明るさやアスペクト比などで映像作品を楽しめるそうです。

↑同梱物はマウスのほか、HP Envy x360 16にはアクティブペンもあります

これらに加え、360度回転するコンバーチブルデザインや強度の高いアルミニウムボディのほか、PCの前から離れると画面がオフになったり、近づいたらスリープを解除したりするセキュリティ機能を備えています。

↑セキュリティの高さも強調

新モデルのスペックは下記のとおりです。

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