【NISA口座】投資未経験者には「地方銀行」が人気。約20%が支持

株式会社NTTデータエービックの調査によると、新NISAの利用先金融機関としてネット証券やネット銀行を利用する人が多いものの、地元の銀行を選ぶ人が一定数見られました。

また、新NISAをまだ始めていない人の約5人に1人が、始めるなら地元の銀行を利用したいと考えているようです。

この記事では、新NISAの利用状況について紹介します。

新NISAの利用状況

株式会社NTTデータエービックが、全国の18~69歳の男女を対象に「NISA利用意向調査」を実施しました。

出典:NTTデータエービック 「NISA利用意向調査」(以下同)

2024年1月時点のNISA利用経験については、「NISA投資無(認知有)」(44.9%)が最も多く、「NISA投資有」(23.5%)、「NISA投資無(関心有)」(18.4%)と続きました。

2023年と比べて、NISAの利用者や関心のある人が増加していることがわかりました。

またNISAを知らない人の割合も、減少していることがわかります。

NISAの利用金融機関については、「ネット証券・ネット銀行」(48.5%)が最も多く、「地元の銀行」(15.0%)、「証券会社(ネット証券除く)」(13.7%)と続きました。

NISA未利用者が利用を希望する金融機関については、「ネット証券・ネット銀行」(22.7%)が最も多く、「地元の銀行」(19.7%)、「メガバンク」(17.8%)と続きました。

NISAを始めていない人の約5人に1人が、地元の銀行で始めたいと考えているようです。

地方銀行のキャンペーンは3月末まで

地方銀行は、近所にあって利用しやすく、相談しやすいといったメリットがあります。

投資初心者にとっては、いつでも安心して相談できる金融機関といえるでしょう。

一方、お得感という点では、ネット証券やネット銀行の方がメリットを感じられるかもしれません。

2023年末頃から、さまざまな地方銀行で新NISAに関するキャンペーンが実施されていますが、多くのキャンペーンが3月末で終了予定です。

対して、ネット証券やネット銀行では4月以降もキャンペーンが開催されています。

例えばSBI証券では、NISA口座を開設または乗り換えて、クイズに答えると2,000円もらえるキャンペーンが4月15日まで行われています。

またauカブコム証券では、5月31日まで、NISA口座を開設してはじめて投資信託を購入すると最大5,000Pontaポイントがもらえるキャンペーンを実施しています。

お得に新NISAを始めたい人は、キャンペーンが開催されているかも考慮に入れてみてはいかがでしょうか。

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出典

  • NTTデータエービック 「NISA利用意向調査」

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