気づいていますか?愛犬が見せる意外な「イヤですサイン」

言葉でのコミュニケーションがとれないぶん、愛犬はしぐさで飼い主さんに気持ちを伝えています。今回はさまざまなしぐさのなかから、犬が「ちょっとイヤだな」と感じたときに見せるしぐさを5つピックアップ。獣医師の菊池亜都子先生に解説していただきました。

体をブルブルと振る

引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー

抱っこされたくないタイミングだったときや、お手入れで長時間拘束されたときに行うことが多いしぐさです。イヤなことを我慢した直後に「やっと終わった」という気持ちで体を振ります。緊張で硬直した体をほぐす意味もありますよ。

目をそらす

引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー

犬にとって「目をじっと見ること=攻撃の意思表示」でもあるため、初対面や苦手意識のある犬・人に対しては、目を背けて敵意がないことを伝えます。そばにいても目を合わせないようにして、相手の存在に気づいていないかのように振る舞います。

頭を低くして腰を上げる

引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー

犬に対して走り回りながら楽しそうにこのポーズをするなら、遊びに誘うしぐさです。しかし、このポーズで固まったまま相手を見ているなら「遊びたいけど、ちょっと不安だな」と緊張しながら相手の出方を見ています。

弧を描きながら近づく

引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー

相手にまっすぐ近づくことは、「攻撃するぞ!」という気持ちのあらわれ。はじめての犬や人に対しては、弧を描きながら少しずつ距離を詰めることで、「攻撃するつもりはないし、攻撃しないでね」と相手に伝えることができます。

背中を向ける

引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー

脅威を感じている相手や、興奮しすぎている相手に対して、「私は関係ないですよ」「落ち着いて」ということを伝えています。人でも使えるので、愛犬が興奮して飛びついてきたら背中を向けて「落ち着いて」と伝えましょう。

意外なしぐさが、実は“イヤです”のサインということも。愛犬の様子をよく観察して、愛犬の出しているサインに気づいてあげましょう。

お話を伺った先生/菊池亜都子先生(獣医師)
参考/「いぬのきもち」2019年9月号『愛犬の気持ちを知るヒントになる! 愛犬の意外な“イヤですサイン”に気づこう!』
文/柏田ゆき
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

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