逮捕の県立高副校長が依願退職 茨城・つくばサイエンス高

茨城県庁=水戸市笠原町

茨城県立つくばサイエンス高の副校長が有印私文書偽造・同行使などの疑いで逮捕された事件で、県教育委員会は28日、副校長が31日付で依願退職すると発表した。同日までに本人から申し出があったという。

副校長は県教委の校長公募で採用され、昨年4月に同校副校長に配属。今年4月に校長に昇任する予定だったが、妻の署名などを勝手に書いた離婚届を提出したとして今年2月、警視庁に同容疑で逮捕されていた。

森作宜民教育長は「あってはならない事案。採用の際には前職での関係者に確認を取る調査や研修を充実させ、優秀な人材確保を続けたい」と述べた。

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