強盗殺人被害者の会社口座から350万円引き出しか、男女2被告を追起訴 琵琶湖遺体

大津地検

 滋賀県近江八幡市の琵琶湖岸で愛知県あま市の不動産業丹羽正美さん=当時(55)=の遺体が見つかった事件で、丹羽さんの会社の口座から現金計350万円を引き出すなどしたとして、大津地検は28日、窃盗などの罪で、同県豊川市の会社員加藤徹被告(45)と、同県北名古屋市の風俗店店員市橋由衣被告(27)=ともに強盗殺人などの罪で起訴=を追起訴したと発表した。26日付。

 起訴状によると、2人は共謀して1月16~23日の間、丹羽さんの会社名義のキャッシュカードを使ってATMで、計300万円を引き出すなどして盗み、市橋被告は1月17日に50万円を引き出して盗んだ、としている。

 両被告は、丹羽さん宅に侵入してキャッシュカードなどを盗み、帰宅した丹羽さんの首を絞めて殺害して、遺体を近江八幡市の琵琶湖岸に遺棄した強盗殺人や死体遺棄の罪と、丹羽さんの会社の口座から50万円を引き出した窃盗罪で起訴されている。

© 株式会社京都新聞社