JR水戸駅エスカレーター死亡事故 死亡の男性、上半身にうっ血痕 茨城【続報】

死亡した男性が倒れていたJR水戸駅構内のエスカレーター=水戸市宮町

茨城県水戸市のJR水戸駅で男性が上着の一部をエスカレーターに巻き込まれた状態で見つかり、その後死亡した事故で、男性の上半身にうっ血した痕があったことが28日、捜査関係者への取材で分かった。県警は、服がエスカレーターに巻き込まれた際に強い力が働いてできた可能性があるとみて、詳しく調べている。

県警によると、周辺の防犯カメラに、男性がエスカレーターの降り口手前で転倒する様子が写っていた。男性はジャケットの背中部分がエスカレーターの手すりに挟まれた状態で見つかり、口の辺りから出血していた。

JR水戸支社によると、14日の定期点検や事故後の緊急点検で、エスカレーターに異常は見つからなかったという。

男性は26日午後9時ごろ、駅ホームから改札階に上がるエスカレーターの降り口付近で倒れているのを発見された。当初意識があったが、搬送先の病院で死亡が確認された。

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