「まだ咲いてないよね」サクラの開花発表はいつに まつり開幕間近で関係者やきもき=静岡

3月末を迎え、徐々に暖かくなってきました。春の訪れを感じる機会も増える中、静岡県内のサクラの開花状況は、どうなっているのでしょうか。

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<静岡地方気象台 鶴橋茂大さん>
「この木で5から6輪の花が咲きますと、開花としております」
<杉本真子アナウンサー>
「現段階では、ほとんどつぼみのように見られますが」
<静岡地方気象台 鶴橋茂大さん>
「そうですね。まだこの辺りが少しこう、つぼみに代わってきているところではありますけれど」

静岡のサクラの開花の指標となるソメイヨシノの「標本木」。まだつぼみの状態で県内ではサクラの開花は発表されていません。

<静岡地方気象台 鶴橋茂大さん>
「例年ですと3月24日が平年の値になりますので、現時点で遅れている」

例年よりも遅いサクラの開花で「お花見スポット」にも影響が出ています。

<TOKAIケーブルネットワーク 亀谷啓史 葵舟推進リーダー>
「(桜が開花すれば)ここはピンクになるぐらいきれいです」

静岡のサクラの名所の一つ駿府城公園。2023年のこの時期、サクラはすでに満開に近い状態でした。このため、毎年この時期は、駿府城公園のお堀を遊覧する「葵舟」も多くの人で賑わうはずですが…。

<TOKAIケーブルネットワーク 亀谷啓史 葵舟推進リーダー>
「皆さん、さくらを期待して駿府城公園に来られるので、若干影響は出ているかな」

2023年の同じ時期は、平日の乗船率が9割程度ありましたが、2024年は3割程度にとどまっているということです。

コロナ禍が明けて5年ぶりの開催となる静岡市清水区の「かんばら御殿山さくらまつり」。3月30日から開催するため、関係者はやきもきしています。

<かんばら御殿山さくらまつり 草谷勝則実行委員長>
「去年の全く同じ日のここから見た桜の様子ですね」
<杉本真子アナウンサー>
「確かに(2023年は)ここで見るとほぼ満開ですけれども、今と比べるとちょっと寂しいですね」

例年この時期には、山全体が淡いピンク色に覆われ、地域の住民も祭りに向けて大きく盛り上がるはずでした。しかし、いま咲いているサクラは、ほんのわずかです。

<かんばら御殿山さくらまつり 草谷勝則実行委員長>
「先ほどもね、様子を見に来た方がいましたけれども『まだ咲いてないよね』ということで、ちょっと心配というか、楽しみにしている方もたくさんいますからね。ちょっとこっちとしても残念だなと思っています」

「かんばら御殿山さくらまつり」は4日間開催されます。待ち遠しいサクラの開花発表は、いつになるのでしょうか。

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