市内建築学生が横浜橋通商店街で商店街の未来を考える展示会 横浜市南区

自作の模型と設計図パネルを展示した学生

横浜橋通商店街の空きスペースを使ったイベント開催や情報誌の制作などをしてきた若者団体「下町編集室OKASHI」が3月13日、同商店街の「大改造作戦」をテーマにした模型・パネル展示を行った。市内で建築を学ぶ学生3人が商店街をより良くするために考えたプランを示し、午前と午後の2回、学生本人によるプレゼンテーションも行われた。

関東学院大学4年の澤野翔琉さんは、商店街付近に自転車専用道路や新規テナント出店を検討する人向けの試験用スペースを設けるプランを提案。同大4年の原田莉歩さんは、多世代、多国籍の人が集まる場として、店舗裏に「第2の道」を設けることを計画。横浜国大大学院生の陳宇澤さんは、アーケードから延びる路地に子ども図書館、レストハウス、カフェなどを配置するプランを提案した。

プレゼンを行った後は来場者を交えたディスカッションが行われ、「いろんな人が集まれるコミュニティを作りたいという点が3人に共通していた」などの声があり、商店街関係者も会場を訪れていた。

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