救助の1人は現役台湾軍人 送還について国務院弁公室

陳斌華報道官

 中国国務院台湾事務弁公室の陳斌華報道官は22日、福建の海域で18日、救助された金門の男性2人の送還に関する質問に答えた。

 記者:大陸の海警が今月18日、救助した金門の男性2人について国務院台湾事務弁公室の報道官は早期に送還するとしたが、これまでのところ送還されていない。どうなっているのか。
 陳:18日午前4時ごろ、福建海警は囲頭湾海域で助けを求めている船名のない釣り船を発見し、乗っていた金門出身の2人を救助した。「台湾海峡両岸は一つの家族」という理念を実践し、ここ数日、2人に医療援助と人道的ケアを行い、家族に電話で無事を知らせるよう手配した。2人のうち1人は台湾の現役軍人で、身分を正直に言わず、意図的に隠そうとして虚偽の職業情報を述べた。関係部門が状況をさらに調べて確認し、把握する必要がある。もう1人は福建省の関係当局が22日、金門に送り返した。海峡両岸同胞は血がつながっており、緊急事態に遭遇した場合、互いに助け合ってきたし、そうするのは当たり前だ。〔北京3月22日発新華社=中国通信〕

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