年収「600万円」の人は上位何%?気になる「生活レベル」とは

年収「600万円」の人は上位何%?

国税庁の「令和4年分民間給与実態統計調査」によると、1年を通じて勤務した給与所得者の一人あたりの平均は458万円でした。

年収600万円の人は、平均よりも142万円多く稼いでいることが分かります。男女計の金額別の割合については、表1の通りです。

表1

※国税庁「令和4年分民間給与実態統計調査」を基に筆者作成

年収600万円台を稼いでいる人は全体の6.9%で、上位22.6%の中に入っていることが分かります。年収600万円から割合が1桁になっていることから、それ以上の年収を稼ぐことは難易度が高いといえるでしょう。

年収「600万円」の手取りや生活レベルは?

年収600万円といっても、税金や保険料などが差し引かれるため、実際に手にする金額は少なくなります。

一般的に、手取り金額は年収の75%~85%だといわれていますから、年収600万円の人の手取りは450万円~510万円程度であると考えられます。ボーナスを考慮しないで単純に12ヶ月で割ると、毎月の収入は37万5000円~42万5000円です。

総務省「家計調査報告[家計収支編](令和5年)」によると、単身世帯の消費支出は平均16万7620円で、2人以上の世帯では平均29万3997円でした。

年収600万円の人の場合、単身世帯の消費支出で計算すると、ひと月あたり20万7380円~25万7380円ほど余裕が出ることが分かります。2人以上の世帯で計算しても、ひと月あたり8万1003円~13万1003円ほど残り、多少の余裕を持って生活できると考えられます。

年収「600万円」の人は上位22.6%の中に入る! 収入が平均的な支出を上回る可能性あり

年収「600万円」台の人は全体の6.9%、上位22.6%の中に入っていることが分かりました。一人あたりの平均年収である458万円を上回っています。

年収「600万円」の人の手取り金額は450万円~510万円で、毎月の収入から平均的な支出を差し引いても、8万円~25万円ほど余裕が出る可能性があります。それぞれの立場やライフスタイルは異なりますが、余剰資金を上手に活用するといいでしょう。

出典

国税庁長官官房企画課 令和4年分 民間給与実態統計調査-調査結果報告-(14.22ページ)
総務省統計局 家計調査報告[家計収支編]2023年(令和5年)平均結果の概要(1.14ページ)

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

© 株式会社ブレイク・フィールド社