王文濤商務相、米アップルCEOと会見 中国市場の深耕を

 23日の中国商務省サイトによると、王文濤商務相は22日、米アップル社のティム・クック最高経営責任者(CEO)と会見した。双方はアップルの中国での発展、中米の経済貿易関係などについて意見を交わした。

 王氏は次のように述べた。中国経済は高い強じん性を備えており、長期にわたり上向くファンダメンタルズ〈基礎的条件〉は変わらない。中国は超大規模な市場、完備した産業体系、資質の高い人的資源および安定し、開かれたビジネス環境を持つ。中国は現在、イノベーションを主な導き手とする新しい質の生産力の発展を加速し、人工知能(AI)、クラウドコンピューティングなどのハイテク分野での発展の見通しは広々としたものであり、これはアップルを含む各国企業にとってビッグチャンスとなることを意味する。アップルが中国市場を引き続き深耕し、共同の発展を実現することを歓迎する。

 さらに次のように強調した。中米経済貿易協力は両国関係の安定した力である。ビジネス界は中国に対するデカップリング・チェーン遮断に広く反対し、国の安全保障の概念を拡大することに反対している。中国は米国とともに、両国の企業協力のために公平で安定した予測可能な環境を築くことを願っている。
 クック氏は次のように述べた。中国は人材資源が豊かで、イノベーションの活力が強く、アップルの重要な市場および基幹サプライチェーンのパートナーだ。アップルは引き続き中国での長期発展に努め、中国でのサプライチェーン、研究開発、販売に対する投入を継続的に増やす考えだ。〔東京3月23日発中国通信〕

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