紅こうじサプリ摂取、鹿児島市の70代女性も被害 県内初報告、医療機関で腎機能低下判明

鹿児島市の70代女性が摂取していたとされる「紅麹コレステヘルプ」(小林製薬ホームページから)

 小林製薬(大阪市)の「紅こうじ」のサプリメントを巡る健康被害問題で、鹿児島市は28日、市内在住の70代女性から健康被害の報告があったと明らかにした。県や市によると、県内での報告は初。

 同市の調査によると、女性は2022年4月から同社の「紅麹(べにこうじ)コレステヘルプ」を摂取していた。24年3月に医療機関で血液検査を受け、腎機能が低下していることが判明した。

 摂取していた期間は不明。健康被害判明後も入院はしておらず、現在、サプリメントの摂取は中止しているという。

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