JR北陸線の点検作業員が感電死、業者と現場責任者を書類送検

滋賀県長浜市

 滋賀県長浜市で昨夏、JR北陸線の設備点検中の作業員(24)が死亡した事故で、彦根労働基準監督署は28日、労働安全衛生法違反の疑いで、作業を請け負った大阪市淀川区の「西日本電気テック」と、現場責任者だった同社京阪神支店滋賀MCの男性所員(48)を書類送検した。

 書類送検容疑は、昨年8月30日、長浜市西浅井町余での線路上の電気設備の点検について、感電防止に向けた作業手順の周知を怠るなど、現場責任者に適切な指揮を行わせなかった疑い。事故当時、架線が通電状態で、作業員は誤って触れて感電するなどして死亡した。

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