児童生徒への性暴力は一律「免職」に 神奈川県教委、懲戒処分指針を厳格化

神奈川県庁(資料写真)

 教職員によるわいせつ事案が相次いでいることを受け、神奈川県教育委員会は28日、懲戒処分の指針を一部改正し、児童生徒らへの性暴力を巡る処分を厳罰化すると発表した。施行は4月1日。2022年4月に施行された「教員による児童生徒性暴力防止法」や、23年7月の刑法改正の考えに合わせるとともに、厳罰化による抑止効果を狙う。

 性暴力に関する県教委の処分はこれまで、自校の児童生徒に対する事案は「免職」、他校の児童生徒などその他の人に対する事案は「免職または停職」としていたが、自校や他校などを問わず一律で「免職」とし、処分を重くする。

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