紅こうじ 茨城県内の健康被害疑い新たに2件 県発表

茨城県庁=水戸市笠原町

小林製薬(大阪府大阪市)の「紅こうじ」のサプリメントを巡る健康被害問題で、茨城県は28日、健康被害を疑う事例が新たに2件あったと発表した。

いずれも県内在住で、50代男性は倦怠(けんたい)感を訴え、地元の医療機関に通院中。40代女性は手足のむくみを訴え、経過観察している。いずれも本人が保健所に相談した。県内では27日発表の1件と合わせ、計3件となった。

厚生労働省と大阪市からは28日までに、小林製薬の紅こうじ原料の供給先として、県内の2事業者が新たに判明したと情報提供があった。県内では計3事業者となった。

■茨城県内3事業者使用 県公表

小林製薬の「紅こうじ」のサプリメントを巡る健康被害の問題で、茨城県は28日、同社の紅こうじを原料に使っていた県内3事業者名を公表した。各事業者の製品については「直ちに健康被害をもたらすものではない」としている。

事業者名は次の通り。
▽トップフーズ▽太洋▽角光化成緑の里工場

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