小林製薬の「紅こうじ」のサプリメントを巡る健康被害問題で、神奈川県は28日、新たに県内の40代女性から健康被害の相談があったと明らかにした。
県生活衛生課によると、女性は同社のサプリ「紅麹(べにこうじ)コレステヘルプ」を昨年夏ごろから今年2月ごろまで摂取していたという。腎機能の低下や四肢のまひ、倦怠(けんたい)感を訴えており、2月24日から3月5日まで入院し、現在は通院治療を続けているという。28日に県厚木保健福祉事務所に相談があった。
県は同日、厚生労働省に事案を報告。27日にも同社のサプリを摂取した県民から健康被害の相談が1件あったと明らかにしている。