日光の金精道路、除雪着々 4月25日正午に開通 平年より周辺積雪少なく

金精道路の開通に向け、路面の雪を勢いよく飛ばす除雪車=28日午前10時10分、日光市湯元

 栃木県日光市湯元と群馬県片品村を結び、冬季閉鎖中の金精道路(国道120号)で28日、4月25日正午の開通に向けた除雪作業が行われた。

 県日光土木事務所によると、金精道路周辺の積雪量は今月中旬で352センチ。昨年より29センチ多いが、平年に比べると56センチ少ない。

 この日の作業は男体山を望む金精トンネル近くで行われ、3台の除雪車がゆっくりと走り、路面に積もった雪を勢いよく飛ばすなどして取り除いた。今後は道路の点検などを行い、開通日を迎える。

 同事務所の橋本達雄(はしもとたつお)次長は「金精道路は日光を代表する景色の良い道路。多くの方に安全に利用してもらえるよう、しっかり整備していく」と話した。

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