【試合詳細】3・27 ベストボディ・ジャパンプロレス新宿FACE大会 【BBW無差別級】なべやかんvs唐澤志陽 【BBWタッグ】ゴージャス松野&遠藤哲哉vs諸橋晴也&がばいじいちゃん アジャコング&男色ディーノvsバラモンシュウ&バラモンケイ

『ベストボディ・ジャパンプロレスリング~Shinjuku Spring 2024~』
日程:2024年3月27日(水)
開始:19:00
会場:東京都・新宿FACE
観衆:500人(超満員札止め)

▼ 6人タッグマッチ
高梨将弘(DDT)/アントニオ小猪木(西口)/○鈴木悟(フリー)
10分8秒 芯喰う飛び膝蹴り→片エビ固め
くいしんぼう仮面(フリー)/石井慧介(ガン☆プロ)/●鈴木達也

▼ アクトレスガールズ提供公演
○茉莉/山中絵里奈
12分47秒 熨斗紙→片エビ固め
[The Royal]●夏葵/皇希

▼ベストボディ軍 vs ベストぽっちゃり軍 8人タッグマッチ
谷口智一/竹林早苗/●榎本高志/大竹仁美
12分11秒 W.W.ニー→片エビ固め
[ベストぽっちゃりジャパン]大鷲透(フリー)/伊橋剛太(DDT)/○真琴(フリー)/まなせゆうな(ガン☆プロ)

▼スペシャルタッグマッチ
[ベストぽっちゃりジャパン]アジャコング(超花火)/男色ディーノ(DDT)
7分17秒 ノーコンテスト
[バラモン兄弟]バラモンシュウ(フリー)/バラモンケイ(フリー)

▼スペシャル8人タッグマッチ ~チームラグジュアリー vs チームアラフィフ世代~
ラグジュアリー吉田/大石真翔(DDT)/大和ヒロシ(フリー)/●水沼太一
9分48秒 横入り式エビ固め
チェリー(フリー)/○木村昌嗣/木庭博光/樋口靖洋

▼BBWタッグ選手権試合
【王者組/ゴジャ哲】遠藤哲哉(DDT)/○ゴージャス松野(DDT)
12分0秒 超安全式ジャーマン・スープレックス・ホールド
【挑戦者組/諸じい】諸橋晴也(フリー)/●がばいじいちゃん(フリー)
※第10代王者が初防衛に成功。

▼ BBW無差別級選手権試合
【王者】○なべやかん
9分30秒 ウォール・オブ・やかん
【挑戦者】 ●唐澤志陽
※第6代王者が初防衛に成功。

やかんが唐澤から勝利し無差別級王座防衛!ゴージャス松野がタッグ王座を防衛し50代以上のトーナメントをぶち上げ!アジャがバラモン兄弟を蹴散らしディーノと熱いキス!

第1試合

達也と趙雲の対面でゴング。リストの取り合いとなるも、超雲が軽やかな動きで支配。パワーで勝る達也がエルボーを連打も、趙雲がカンフーキックで反撃。さらにロープに飛ぶが、キャッチした達也がボディスラムで叩きつける。両者タッチ。

くいしんぼう仮面と小猪木の対面。小猪木が闘魂ビンタで怯ませてローキックを見舞うと、くいしんぼう仮面はバービックポーズで反則をアピール。プロレスファンで無い観客が多いBBJの会場では一切伝わらない中、くいしんぼう仮面のローキックで小猪木がバービックポーズ。くいしんぼう仮面のローキックでレフェリーもバービックポーズ。最後は3人で仲良くローキックからバービックポーズ。さらにくいしんぼう仮面が敵味方&レフェリーをアームドラッグで投げ捨て、全員で仲良く一回転してから欽ちゃんジャンプ。

いち早く正気に戻った悟がくいしんぼう仮面にスリーパーホールド。あっという間にくいしんぼう仮面が落ちてしまい、全員で慌ててカット。
小猪木が弓引くナックルアローを連打していくが、くいしんぼう仮面は強烈なゲンコツでお仕置き。さらに小猪木の立派なアゴを掴んで引き回し、達也にタッチ。

達也は小猪木にエルボー連打。さらにボディスラムから石井にタッチ。
石井と小猪木がエルボー合戦を展開。石井が珍しくアックスボンバーを叩き込むと、小猪木が舌を出して失神。周囲が人間不信になりそうになる中、石井がジャーマン・スープレックスを狙っていく。小猪木はレフェリーを抱き寄せて脱出しドロップキック。趙雲にタッチ。

趙雲が出てくると、石井らが3人でトレイン攻撃を狙う。しかし、趙雲がひらりひらりとかわして3人をコーナーに重ねて逆にトレイン攻撃。小猪木が達也を、悟がくいしんぼう仮面をコブラツイストで捕らえる中、趙雲が石井にダイビング・カンフーキック。

さらに趙雲が投げようとするが、石井がホップアップ式パワーボムで反撃。石井がもう一発同じ技を狙うが、趙雲がチャイニーズゴリースペシャルボムで切り返して悟にタッチ。

悟は石井にエルボー連打。ロープに振ってバックエルボーで倒し、サッカーボールキックを発射も、キャッチした石井が延髄切り。達也にタッチ。

達也は鈴木にドロップキックを連打していくが、悟は微動だにせず。悟がロープに飛ぶと、達也がカウンターのドロップキックでなんとか倒す。石井&くいしんぼう仮面がダブルブレーンバスターで叩きつけてアシストし、その場飛びムーンサルト・プレス。

達也がエルボー連打からランニングエルボーを見舞うも、悟は倒れず仁王立ち。悟がボディスラムからエルボードロップ、ニードロップと連撃し、ロープ際に詰めてSSC。グロッキー状態の達也にダメ押しの芯喰う飛び膝蹴りを叩き込んで3カウントを奪った。

第2試合

夏葵&皇希のセコンドには、The Royalの面々が勢揃い。なる、福永莉子、蓮燦、CHIAKIも応援に駆けつける。

エリナ様と夏葵の対面でゴング。ロックアップからヘッドロック、リストロックの応酬。エリナ様が夏葵をロープに振ると、前後開脚でペタンと座り込む形でのドロップダウンで観衆から歓声を浴びる。ならばと夏葵はグランジュッテのような華麗なバレエジャンプでエリナ様を飛び越えてくるりと一回転。互いの実力を認め合ってからタッチへ。

茉莉と皇希の対面となるとショルダータックルでのぶつかり合いが展開。皇希が「お前が行け!」と命令して走らせ、カウンターのバイシクルキックを叩き込むも怒りの茉莉がショルダータックルで倒してエリナ様にタッチ。

エリナ様は片足ドロップキックでコーナーにふっ飛ばし、ブロンコバスターからの顔騎腰振り。さらにロープを顔面にこすりつけ、ロープに振ってカニバサミで倒してからのプラチナムロック。さらにしなやかなポーズを決めながらのエルボードロップを決めてからコーナーに振ろうとするが、皇希が振り返して串刺し攻撃を狙う。

しかし、エプロンからマダムKが皇希の髪を掴んで拘束。さらに止めに来た夏葵も拘束。茉莉が全員を集め、「みなさ~ん!こんばんは!私達が……強く!優しく!あなたに一生懸命!アクトレスガールズ~♪」と全員でポーズを決める。

エリナ様が皇希にXファクターから前後開脚式ギロチンドロップ。さらにM.D.M.Aを狙うが、皇希がカナディアンバックブリーカーで切り返してそのままフェイスバスター。さらに腕を取りながらのショートレンジ・ラリアットを連打していき、コーナーに上ってアメジスト・バタフライを発射。エリナ様はこれをかわしてスタンド式シャイニング・ウィザードを叩き込む。さらにM.D.M.Aを狙うが、皇希がRKOで切り返して両者タッチへ。

夏葵がドロップキックを見舞うと、茉莉も即座にドロップキックで反撃。夏葵がエルボー連打からロープに飛ぶが、茉莉がカウンターのレッグラリアートから腕も絡めた変形マフラーホールドに捕らえるが、夏葵が必死のロープブレイク。

茉莉がレッグラリアートを狙うも、夏葵がジャンピングニーで迎撃しフットスタンプ。夏葵が引き起こすも、茉莉がローキック。夏葵もローキックで反撃して打ち合いとなるも、劣勢に追い込まれる。すると、夏葵は「来いよッ!」とお尻を向けて挑発。茉莉が容赦のない一撃を打ち込み、バックフリップ。

茉莉がレッグラリアートを狙うも、夏葵がカウンターのキューティー・スペシャル。これをエリナ様がカットし、さらに茉莉と2人で皇希を排除にかかるが、皇希が2人まとめてバックドロップで投げ捨てるパワーファイト。

皇希はコーナーに上ってバレエジャンプ式ダイビングニーバッド。完璧に決まったものの、マダムKがムチを投げつけてカット。夏葵が串刺しニー、皇希が串刺しブートで追撃していくが、マダムKが皇希をエプロンに引きずり落とし、茉莉がロープ越しのレッグラリアート。

エリナ様が夏葵にライダーキックを叩き込み、茉莉が熨斗紙で叩きつけて3カウントを奪った。

第3試合

大会前の会見では、大鷲が「ぽっちゃりがぽっちゃりと言えない世の中になって来ているんですよ!私はこの世の中を変えていきたい!」と『ぽっちゃり軍強化月間』なる新マニフェストをぶち上げ、ぽっちゃり軍の新メンバーにまなせゆうな&真琴を引き入れたことを宣言。
しかし、当の真琴は『私はそんなにぽっちゃりしてないんじゃないですか?』とぽっちゃり疑惑を否定しているといい、大鷲は「楽になっちまえよ!毎日がチートデイだぞ!」と真琴にぽっちゃりを認めるようエールを贈っていた。

まなせが「谷口出てこォーーッイ!!」と挑発し、谷口との対面でゴング。
ロップアップでの押し込み合いでは余裕を持って押し勝った谷口だったが、まなせがショルダータックル連打。まなせが根性で倒し切ると、腰を痛打した谷口がよろよろと下がっていって竹林にタッチ。

竹林は「次のぽっちゃり、出てこぉ~い」と要求。大鷲&伊橋が真琴をガン見するも、真琴はぽっちゃりであることを否定して出ていこうとせず。しかし、まなせが猛烈にタッチを要求すると、真琴は渋々出ていく。

真琴は「誰がぽっちゃりだコラッ!」とブチ切れ、コーナーで竹林の髪をかきむしる。竹林がエルボー連打も、真琴は顔面へのビッグブートでふっ飛ばし、カニバサミでロープ際に倒してロープを蹴り上げる。ロープに振るも、竹林がドロップキックで反撃してなんとか大竹にタッチ。真琴も伊橋にタッチ。

大竹がエルボーを打ち込んでいくも、伊橋はノーダメージといった様子で拍手をする余裕を見せつつ強烈なエルボーで反撃。大竹は低空ジャンピングニーで倒してエルボードロップからフットスタンプ。榎本にタッチ。

榎本はエルボー連打も、伊橋はノーダメージの様子でチョップで反撃。榎本が野球チョップ連打からエルボースマッシュで怯ませて「投げるぞ!」とボディスラムを宣言。しかし、140kg超の伊橋を上げることは出来ず、逆に伊橋がボディスラムからボディプレス。まなせにタッチ。

まなせは串刺しボディスプラッシュから大鷲にタッチ。

大鷲は首投げからサッカーボールキック。榎本はドロップキックを打ち込んでいくが、大鷲はビクともせず逆水平チョップの連打で反撃。さらに串刺しバックエルボーを放つも、榎本がかわしてドロップキックで倒し谷口にタッチ。

谷口は真琴、まなせ、伊橋をショルダータックルでなぎ倒す。大鷲もショルダータックルで倒し、逆水平チョップの打ち合いへ。大鷲が顔面かきむしりからブレーンバスターで投げようとするも、谷口が逆にブレーンバスター。ラリアットを狙う谷口だったが、大鷲がビッグブートで迎撃。まなせにタッチ。まなせは竹林との対面を要求し、タッチさせる。

竹林がドロップキックから619を見舞い、Y字バランス式ギロチンドロップ。コーナーに振ろうとするも、まなせが振り返して串刺しラリアット。さらにショルダータックルでなぎ倒し、ブレーンバスターの体勢へ。
しかし、ここで伊橋が「妹ォ~ッ!チャンスだからあんちゃんにタッチをくれ~っ!」と要求。まなせは「あんちゃんの言うことは絶対だ!」とタッチ。

2人で竹林をロープに振ろうとするが、竹林が伊橋のタックルをまなせに誤爆させてから伊橋にドロップキック。榎本にタッチ。

谷口がラリアットで倒し、榎本&竹林&大竹がトリプル低空ドロップキック。これをぽっちゃり軍がカットし、伊橋が榎本にラリアット。真琴にタッチ。

ぽっちゃり軍がおなかをポンポコ叩きながら肉弾カーニバルを狙っていくが、真琴は参加しようとせず。大鷲が「コラ!なにやってんだ!アンタは立派なぽっちゃりだ!自信を持って!」と鼓舞すると、真琴は現実を受け入れて「よし!」とポンポコ腹太鼓を開始。
そのまま肉弾カーニバルを発射も、榎本がかわしたため誤爆。真琴が味方3人を吹っ飛ばす形になり、図らずもぽっちゃりパワーの高さを証明。

戸惑う真琴に榎本がドロップキックを発射も、真琴がかわしてかかと落とし。さらにWWニーを叩き込んで3カウントを奪った。

第4試合

普段プロレスを見ない層が多く見に来ているBBJの会場では、バラモン兄弟の入場時にリングサイドのお客さんがほぼ全員避難して誰もいなくなるという事態が起こる。
しかし、バラモン兄弟の参戦も3回目ということもあり、新たなファンが生まれた様子。しっかりとレインコートを着込んで聖水を浴びに行く一団が来場しており、BBJファンの器がどんどん大きくなっていっている様子が見て取れた。

ディーノの入場時には好みの男性客にキスをして回るが、一般客として来ていた酒井博生も巻き込まれる。

アジャが入場するやいなや、バラモン兄弟が口から水を噴射して試合開始。

シュウがアジャにバケツで水をぶっかけようとするが、アジャが奪って逆に水をぶっかける。場外乱闘となり、ディーノがマーライオンのように観衆に水を噴射していく中でアジャが再びシュウにバケツで水ぶっかけ。
アジャが豚の頭でシュウをぶん殴っていくと、ディーノが「アジャ兄!そんなことやめろって!」と豚の頭のほうに訴えかけ、アジャからお仕置きされる。

兄弟がスーツケースやボウリング玉をリングに放り込んでいき、2人をコーナーに重ねてボウリング攻撃。もちろんストライク!
2人でディーノをロープに振っていくが、ディーノがまとめてパイプカットで反撃。

ディーノ「アジャ兄!もう茶番は終わりだ!私は今からアナルを出す。コイツらの顔面をさらけ出したアナルにぶち込んでやれ!」
アジャ「ディーノ!ケツ出せッ!」

アジャがシュウの顔面をディーノのアナルに突っ込もうとするが、かわされてアジャの顔がアナルに沈む。
さらにシュウが杭をアジャのアナルにぶっ刺し、ケイが交通標識でフルスイング。ズブリと食い込んだ杭を引き抜き、シュウは「アジャのアナルだぜぇ~っ!」と誇らしげに掲げる。

ケイがアジャを羽交い締めにして、シュウが交通標識でぶん殴るも、かされてケイに誤爆。アジャがケイに裏拳を叩き込んでカバーも、シュウが香炉から灰をぶっかけてカット。シュウはディーノ、レフェリーにも灰をぶっかけたため、レフェリーがノーコンテストを宣言した。

この結末に納得行かないアジャ&ディーノは大暴れ。アジャがケイを羽交い締めにしてディーノがリップロックを発射も、かわされてアジャに誤爆。
ディーノが「ヴォエッ!」とえずき始めると、アジャが鉄拳制裁。兄弟は腕にメカを取り付けてクロスボンバーを発射も、アジャがかわしてメカを奪い取りダブルラリアット。

アジャは兄弟とディーノをコーナーに重ね、「ボウリング♪ボウリング♪」と歌いながらボウリング攻撃で3人まとめてお仕置きし、「ストラ~イク♪」と上機嫌。さらに「いいかみんな!これもプロレスだ~っ!」と天を指さしながら高らかに叫んだ。

ケイ「俺たちバラモン兄弟と男色ディーノは同級生なんだ!俺達46歳だけど頑張ってるよな?!」
ディーノ「これからもこういう生き方していこうなっ!」
兄弟「ア~ナ~ルッ!ア~ナ~ルッ!(※観衆とともにアナルコール)」
ケイ「今日はこれくらいで勘弁しといてやる!お~っ」
3人「おぼえてやがれ~っ!」

第5試合

名古屋への郷土愛を捨てて酒池肉林のラグジュアリーに走った水沼に対し、名古屋支部の面々は怒りを顕わに。職場が超ブラックだと訴える水沼は、その雇用主たる木村を合法的に殴れる機会を得たことでテンション爆上がり。

水沼と木村の対面でゴング。木村は「お前は給料なしだ!お前の金で俺は遊ばせてもらう!」と悪徳経営者ぶりをアピールして水沼の訴えの正当性を底上げする。
怒りの水沼が殴りかかっていくが、木村がヘッドロックからショルダータックル。さらに串刺しラリアットからのフェイスクラッシャーで叩きつけ、顔面騎乗フォールで挑発。樋口にタッチ。

樋口は水沼にチョップからエルボードロップ。さらにコーナーに振っていくが、水沼がひらりとエプロンに逃れてリバーススプラッシュ式ヒップアタック。大和にタッチ。

大和は樋口を強烈なチョップで打ち据えて行くが、樋口は強烈な低空ドロップキックでヒザを撃ち抜いてロープに飛ぶ。しかし、エプロンから高梨がミドルキックを見舞ってカットし、大和がスライディングキック。高梨にタッチ。

高梨は挑発的に樋口の顔面を踏みつけていき、吉田にタッチ。

吉田は軽やかなステップからフロントポーズ式ボディプレスを見舞って大和にタッチ。
大和はギロチンドロップから首4の字固めに捕らえ、吉田が再びフロントポーズ式ボディプレス。

大和がカミカゼを狙うが、樋口が着地してロープに飛びフライング・クロスチョップ。木庭にタッチ。

木庭はそのガチムチボディで大和のタックルを耐えてボディスラム。さらにショルダータックルでふっ飛ばして逆エビ固め。大和がなんとかブレイクすると、木庭はロープに飛ぶ。大和はカウンターのドロップキックで反撃。両者タッチ。

高梨とチェリーの対面。天敵たるチェリーが出てくると高梨が殺気をみなぎらせるが、チェリーはコーナーから飛びついてのフランケンシュタイナー。さらに足掛け式の裏十字も水沼がカット。
高梨と水沼が2人でロープに振っていくと、チェリーが水沼の攻撃を高梨に誤爆させて2人を重ね、まとめてダブルニードロップ。高梨はチェリーの鼻をつまんでチョップ。高梨が試合を決めにかかるが、水沼はタイツを脱いでブーメランパンツ一丁になりながら猛烈にタッチを求める。

タッチをもらった水沼がヒップアタックを発射も、チェリーが徒歩で回避して自爆させ木村にタッチ。

木村はボディプレスからビンタを連打。さらに河津落としで叩きつけるも、高梨&大和がカットして2人でトレイン攻撃。さらに吉田がラグジュアリーロックに捕らえようとするが、水沼が「僕にもう1度チャンスを下さい!」と懇願。吉田が「出来んのか?本当か?」と訝しみながらも再び水沼にチャンスを与える。

高梨が木村を羽交い締めにする中で水沼がヒップアタックを発射も、案の定高梨に誤爆。木村が水沼をスクールボーイで丸め込んで3カウントを奪った。

今回がCLUB LUXURY仮加入だった水沼だが、この試合結果を受けて不合格。名古屋にもCLUB LUXURYにも帰れないことに。さらに「すぐお尻を出すような知性と品格の無い人間はベストボディ・ジャパンにもいらない」とコンテスト界からも追放の危機。野良マッチョと化した水沼はとぼとぼと退場していった。

第6試合

ゴジャ哲vs諸じいのタッグ王座戦は1月大会で予定されていたが、松野のコロナ感染により延期に。松野が奇跡の生還を果たしたため、今大会で実施できることとなった。

遠藤と諸橋の対面でゴング。ロックアップでの力比べから逆水平チョップの打ち合いに発展。ショルダータックルのぶつかり合いには遠藤が競り勝つも、諸橋が即座に起き上がって余裕をアピール。遠藤が松野にタッチ。

松野はチョップを打ち込んでいくも、諸橋はノーダメージの様子。強烈なチョップで反撃していくと、松野はよろよろと倒れてしまう。諸橋がじいちゃんにタッチ。

松野がロープを上げる中でじいちゃんがリングイン。諸橋が背後から松野を襲撃し、カットに来た遠藤には2人で杖を使った攻撃で撃退。杖はじいちゃんの身体の一部なので反則は取られず。

場外戦となり、じいちゃんが遠藤の腕を取ってテーブル席を拝み渡り。松野も諸橋の腕を取ってテーブル席を拝み渡り。ゆ~っくりとすれ違ってお互い着地する。

松野とじいちゃんの牧歌的なチョップ合戦が展開され、じいちゃんが首を掻っ切るポーズからブレーンバスターを狙う。しかし、じいちゃんは腰を痛めてよろよろ。松野もブレーンバスターを狙うが、腰を痛めてよろよろ。両者タッチ。

遠藤と諸橋が真っ向からラリアットでぶつかり合っていき、諸橋が串刺しラリアットを狙うも遠藤がエプロンに逃れてジャンピングハイキック。さらにスワンダイブ式フォアアームを叩き込み、ロープ際にセット。松野が619を発射も、諸橋がガードしたため松野が足を痛めて瀕死に。

遠藤は諸橋をラリアットでなぎ倒し、瀕死の松野に向けて拝んでから念仏パワーボムを狙う。諸橋はショルダースルーで切り返してじいちゃんにタッチ。

じいちゃんはゆっくりと杖で殴りかかるが、遠藤がソバットで迎撃。遠藤がハンドスプリング式オーバーヘッドキックを狙うが、じいちゃんが杖を突き出して迎撃。遠藤はアナルに杖が刺さってしまうが、遠藤は強靭な大臀筋で振り払う。

遠藤がロープに飛ぶと、覚醒したじいちゃんが高速ロープワークで追随しカウンターのドロップキック。さらに豪快なボディスラムから首を掻っ切るポーズを取り、パワーボムを狙う。しかし、腰を痛めてしまいバタリと倒れ込む。遠藤は松野にタッチ。

松野がゴージャススター・エルボーを叩き込むも、諸橋がカット。松野は619を叩き込み、遠藤にコーナーへ上がるよう指示。遠藤はバーニングスター・プレスを狙うが、じいちゃんが杖を上に突き上げていたため飛べず。諸橋がエプロンから遠藤を突き落とし、遠藤は顔から杖に突っ込むハメに。

じいちゃんが松野にシャイニング・ウィザードを叩き込むが、遠藤がギリギリでカットしハンドスプリング式オーバーヘッドキックで2人まとめて吹っ飛ばす。

さらに遠藤が諸橋にコードブレイカー。その上に松野が寝転がる形の超安全式ジャーマン・スープレックス・ホールドでじいちゃんを叩きつけて3カウントを奪った。

遠藤「防衛したぞッ!BBWタッグチャンピオンは俺達ゴジャ哲だ!これが現実だ!前回の1月31日、ベストボディ・ジャパンプロレス、松野さんの欠場でタイトルマッチが流れてしまったけど、よく聞け!ゴージャス松野は何度でも蘇る!俺達がこのベルトをずっと持ち続けるぞ!1年先も、5年先も、10年先も、100年先も!このベストボディ・ジャパンプロレスがある限り俺達がずっとこのチャンピオンだ!」
松野「そうだよ。ええ?宮城と福島。俺達が東北のタッグチームとしてこのベルトをずっと持ち続けるよ。遠藤、それにしてもよ、ちょっと気がついたらよ、ここのベストボディプレスのリング、なんか重たくねえか?」
遠藤「なんか……?ちょっと分かんないッス」
松野「気がついたらよ、爺さん結構増えてんじゃね―かよ。前は俺と吉田くらいしかいなくてよ、タッグベルト獲ったんだけどよ、気がついたらよ、なんかジジイばっかりいるよ。(チェリーを見て)ばあちゃんもいるけど」
遠藤「えっと……選手の高齢化ってことが言いたいんですね?」
松野「そうだよ。高齢化で重たいんだよリングがよ。コンテストで言うならゴールドクラス、レジェンドクラスばっかじゃねーか。そんなことじゃ俺は納得しないんだよ。いいか、50代以上の選手1人1人を俺がぶっ倒して、この俺が天下を取ってやるよ。おい!50代以上の選手、出てこいよ!リングに上ってこいよ!」

(※ラグジュアリー吉田、木村昌嗣、木庭博光、樋口靖洋、アントニオ小猪木、チェリーが上がってくる)

松野「(チェリーへ)お前サバ読んでるだろう。お前49じゃねーかよ」
チェリー「もうすぐ50歳なんで……」
松野「まあいいか。50代これだけいるなら、こんなかで……」

(※松澤さんも上がってくる)

松澤さん「真琴のマネージャーの松澤です」
松野「まあいいや。なんでもいいけど、じいさんばあさんいるなら、こん中で誰が一番強いか決着つけてやる。大鷲!トーナメント、試合組んで誰が一番強いか」
大鷲「死人が出るから本当にやめてください……」
松野「やる気あんのかお前ら!」
大鷲「聞いてない……。まあ確かに、ベストボディ・ジャパンプロレス、50代以上がこんだけいる。こんな団体他にないですよ。これはね、夢を見せてやろうじゃないですか!1DAYトーナメントやりましょう!」
松野「まあいいよ。8試合やって俺がトップに立ってやる」

(※全員入り乱れての大乱闘となるが、カメラマンの榎本がなんとか取りなして記念撮影を行わせる)

第7試合

試合が始まると、やかんがステップを踏みながらのローキックを放っていって唐澤の土俵で勝負を挑む。
唐澤は全く効いていない様子で反撃に強烈なローキックを連打。不利を悟ったやかんがロックアップで組み合ってアームドラッグ。さらにドロップキックを放つも、かわした唐澤が腹部を思い切り蹴り上げる。

唐澤はコーナーに詰めてチョップ連打。さらに串刺しジャンピングニーから串刺しランニングニー。続けて、首投げからサッカーボールキックを見舞い、息が詰まったやかんにスリーパーホールド。やかんの動きが鈍ると、再び首投げからのサッカーボールキック、ボディスラムからのサッカーボールキックと連撃。

やかんは逆水平チョップの連打で反撃も、唐澤が強烈なミドルキック一発で吹き飛ばしていくという展開が続く。唐澤がハイキックで仕留めにかかるが、やかんはこれをかわして走り、低空ドロップキックでヒザを撃ち抜く。さらにドロップキックで場外に叩き出し、プランチャで追撃。やかんが唐澤を場外ボディスラムで叩きつけてからエプロンに上げるも、唐澤はエプロンから空対地サッカーボールキック。

唐澤はさらにローキックを連打していき、やかんが倒れるとアキレス腱固め、ヒールホールドと徹底的に足を破壊しにかかる。

やかんはなんとかロープに逃れ、気迫のチョップ連打。唐澤のハイキックを受けても倒れず、ロコモーション式バックドロップを連打。さらにブレーンバスターで叩きつけ、アルゼンチン・バックブリーカー。

唐澤はこれをスリーパーホールドで切り返し、座らせて必殺のランバーソムデート直伝ランニングローキック。完璧に決まるも、やかんは根性のキックアウト。

唐澤が再びランバーソムデート直伝ランニングローキックを発射も、キャッチしたやかんがビンタで怯ませ、強引に担ぎ上げてパワーボム。そのまま抱え込んで逆エビ固め。ウォール・オブ・やかんの形に捕らえ、そのままギブアップを奪った。

やかん「皆さん!初防衛、成功しました~ッ!ありがとうございます!自分、この試合に挑む前、ずっと本業の方で舞台をやっていたんですけど、10公演中、自分がいちばん大事な台詞を9回失敗しました!でも今日は失敗は許されないので、1回きりの勝負なので、なんとか防衛できました!ありがとうございます!そしてセミファイナルの方で、50歳以上の方々のトーナメントがあると聞きました。自分は50歳以上なんですけど、あそこには入らず、そこで勝ち上がってきた人と勝負したいと思います。このベストボディ・ジャパンプロレスは、高齢者団体ですが、決して象の墓場ではございませんッ!みんな目だけはいきいきとしています!50を過ぎてどうしたらいいか悩んでいる方、よかったら我々の一員に!是非女性もリングに上っていただいて、一緒に闘いましょう!それでは恒例の締めに行きましょう!B!B!J~ッ!!」

<試合後コメント>

なべやかん
――初防衛、おめでとうございます。唐澤選手はいかがでしたか
「ありがとうございます!蹴りが強烈でしたね。キックをずっとやってる選手ですし、それは強烈でしたね。アレ以上受けてたらちょっとヤバかったです。勝てなかったかも知れないです」

――そんな中でも勝利できた要因は何だと思いますか
「やっぱり、彼は大きな技で倒そうとして、そこをかわせたところですかね。やっぱりKOを狙ってきたと思うんですけど、それを耐えられたことが逆転につながったのかなと思います」

――50代とは思えない身体のキレでした
「いやぁ~、もうちょっと頑張れたらなという感じで。デビューして6年目に入ったんですけど、10年続けられたらいいなっていう感じで身体を作ってます。それが目標なんで、それまで頑張りたいです」

――50代と言えば、セミファイナル後には50代以上限定の1DAYトーナメント開催が発表されました
「クソジジイどもが上がってきましたね(笑)アンチエイジングもしてない、コンテストで日焼けしてるから。日焼けが一番老化の原因ですから。それを無視して見た目年齢の高い奴らが上がってきましたよ(笑)誰が勝つかわからないですけど、勝ち上がってきた人間の挑戦を受けたいと思います。ただ1つ怖いのが、木庭選手。木庭選手は無駄に力だけは有るんですよ。あの人も役者なんですけど、ロケ先で出てきたイノシシが突進してきたのを止めたって話もありますし、山でのロケでヒグマが来たときも闘ったって話もあるんで。それだけは怖いなと。だから木庭さんが負けてほしいなって期待してます」

――リング上では“高齢者団体”という言葉もありましたが、ご老人が元気にプロレスが出来る団体を目指していくのでしょうか
「ホントはそういうコンセプトじゃなかったんですけどね?(笑)いつの間にか高齢者だらけになってて。そもそも、最初の旗揚げメンバーに僕をスカウトしたところから高齢ロードが始まって、コンテストを3連覇した吉田さんをスカウトしたことでそういう道に走っちゃいましたね。でも、みんな元気なんで。これから高齢者が増えていくと思うんで、勇気を与えていって。『定年したらどうしよう』って悩んでる人も、『BBJに行けば輝けるかな』って思える選択肢になればいいなと。50代以上っていうのはコンプライアンスとか、そういうのが無かった時代の昭和世代です。不適切にもほどが有る世代なんで、そういう世代がコンプライアンスを無視できるのはリングの上だけなんで。それをリングの上で存分に発揮してもらって、普段のストレスを発散していただけたらと思います。ただ、老害ですからね、奴らは(笑)ぶっ潰してやりますよ!」

© 株式会社コラボ総研