氷見の竹で兜飾り 安靖共同作業所

兜飾りを制作する利用者=氷見市阿尾

 氷見市阿尾の障害者就労継続支援施設「安靖(やすらぎ)氷見共同作業所」は、5月の端午(たんご)の節句に向けた縁起物「兜(かぶと)飾り」を製作している。通所者と職員が市内産の竹を使い、勇ましい造りに仕上げている。

 頭にかぶる鉢の部分は8枚の竹を削って丸い形に組み合わせた。飾り部分の大鍬形(くわがた)は大リーグ・エンジェルスの選手がホームランを打った時にかぶったものと同じ形にした。革の「錣(しころ)」を後頭部に取り付け、傍らにかがり火を置いた。

 1個2400円で30個を製作。29日から安靖氷見共同作業所、氷見市比美町の福祉の店「はーとふる安靖」、ひみ番屋街で販売する。

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