Rソックス移籍の上沢直之が40人枠入り マイナーキャンプに配属

日本時間3月29日、レッドソックスはレイズから金銭トレードで獲得した上沢直之をロースターの40人枠に登録したことを正式に発表した。上沢は開幕ロースター26人には含まれず、フロリダで行われているマイナーキャンプに配属されることに。マイナーAAA級に合流するのではなく、引き続きメジャーへの適応のために調整を続けることになった。マイナーのどの階級でシーズンをスタートするかは、マイナーキャンプでの調整具合を見ながら判断されることになりそうだ。

現在30歳の上沢はポスティング制度を利用してレイズとマイナー契約。しかし、オープン戦では4試合(うち2先発)に登板して0勝1敗、防御率13.03、被打率.349、WHIP2.38と結果を残せず、開幕ロースターに残れないことが決まり、マイナーキャンプ行きを通告された。ここで上沢は他球団でのチャンスを模索するために、レイズとのマイナー契約に盛り込まれていた「譲渡条項」を行使。先発投手の補充を目指していたレッドソックスが獲得に興味を示し、金銭トレードが成立した。

昨季のレッドソックスは先発投手陣が崩壊。規定投球回をクリアした投手は1人もいなかった。今オフは先発投手の補強を目指したものの、2年契約で獲得したルーカス・ジオリトは右ひじの手術で長期離脱することに。ジェームス・パクストンがFA、クリス・セールがトレードで退団したため、先発投手陣はグレードアップするどころか、昨季から戦力ダウンしてしまった。クリス・マーフィーなど、チーム内の先発要員にも故障者が出ており、先発投手の補充が必要な状況となっていた。

レッドソックスはブライアン・ベヨ、ニック・ピベッタ、カッター・クロフォード、ギャレット・ウィットロック、タナー・ハウクの5人で開幕ローテーションを形成。チェイス・アンダーソンがロングリリーフ要員として開幕ロースター入りし、マイナーにはクーパー・クリスウェルもいるため、上沢は先発8番手くらいの位置づけとなる。メジャー昇格のためには、マイナーでしっかり結果を残すこと、または自身よりも序列が高い先発投手に故障者が発生することが必要になるだろう。

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