週刊スーパーマーケットニュース 丸久「まごころ市場にちはら」開業、公設民営の買い物支援施設

リテールパートナーズの事業会社である丸久は、地域活性化包括連携協定を締結する島根県津和野町に、公設民営の「地域活性化複合施設」を開業、その核店舗として「まごころ市場にちはら」もオープンした。地方の過疎化と高齢化が進むなか、その課題解決と存続のために、官民一体となってつくりあげたのが今回の“公設民営”の複合施設。丸久は指定管理者として施設の運営も担っていく。地方の課題解決と社会の存続に向け、新しいあり方を構築するモデルケースを目指した公設民営の施設で、町が運営する「買い物支援センター」や移動販売の機能も採り入れた。地方の活性化のモデルケースを目指した取り組みに目が離せない。(3月22~28日のニュースをまとめました)

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カスミ「フードスクエアカスミ東茂原店」をオープン

3月29日にオープン。オリジナル商品「MiiL」やPBの「eatime」「トップバリュ」など「鮮度・品質・味」にこだわった商品、千葉県産の日本酒、地域米菓など地域とつながりのある商品を豊富に品揃えした。ベーカリーコーナー「DELY BREAD」は「Cafe&Dine」を併設。店内で焼き上げた出来立てのピザやデニッシュなどのほか、コーヒーやスイーツ、パスタなどを提供し、顧客のコミュニケーションの場として活用してもらう。また、クッキング・コミュニケーションコーナーを設置し、店内で販売する旬の食材を使った料理の実演とメニュー提案を行い、食に関する専門的な情報を発信していく。

  • 所在地……千葉県茂原市東茂原1-30
  • 売場面積…604坪
  • 年商目標…15億円
  • 営業時間…9時~21時45分
  • 駐車台数…198台
  • 従業員数…正社員22名、パート・アルバイト60名(7.75時間換算)

エコスグループ「SM物流研究会」に参加

3月13日、エコス・たいらや・与野フードセンター・マスダのエコスグループが「SM物流研究会」に参加した。研究会は昨年、サミット・マルエツ・ヤオコー・ライフコーポレーションの4社が立ち上げ、「持続可能な食品物流構築に向けた取り組み」を宣言。物流分野を「競争領域」ではなく「協力領域」と捉え、各社の協力による物流効率化策、サプライチェーン全体の効率化につなげるための施策を検討するための活動を行っている。その後、カスミ・西友・いなげや・原信・ナルス・東急ストア・平和堂が加わり、今回のエコスグループ加入で、参加メンバー企業は15社に広がった。

セブン&アイ・ホールディングス「セブンプレミアム ゴールド」から初の生鮮食品

3月25日から全国のイトーヨーカドーやヨークベニマルなどのスーパー474店舗で、「セブンプレミアム ゴールド メキシコ産樹熟アボカド」(税込321円)を発売した。セブン&アイグループの最上級PB「セブンプレミアム ゴールド」で生鮮食品を発売するのは今回が初めて。

アルビス小商圏戦略店舗「albis KULA*SU」1号店をオープン

3月22日、金沢市に小商圏戦略店舗の新業態「albis KULA*SU(アルビスくらす)」の1号店として「泉が丘中央店」をオープンした。売場面積300坪を基準とし、ローコストオペレーションで店舗を運営。地域の便利店になることを目指した新業態店舗で、購買頻度・利用頻度の高い商品を中心に、「いま、ほしいもの」を品揃えした。

  • 所在地……金沢市泉が丘2-8-3
  • 売場面積…302坪
  • 営業時間…10時~22時
  • 駐車台数…70台

アオキスーパー「低用量ピル服用費全額補助制度」を導入

女性特有の健康課題に寄り添い、より女性が働きやすい職場の環境づくりを目指し、新たな福利厚生制度として、4月1日からネクノイが提供するオンライン受療支援サービス「スマルナ for Biz」を導入。従業員とその家族(配偶者および一親等の血族)を対象に、低用量ピル服用費用の全額補助を開始する。

マックスバリュ東海三重県に無人店舗を初出店

3月25日、鈴鹿医療科学大学(三重県鈴鹿市)の2つのキャンパス(千代崎・白子)に無人店舗「MAXマート」をオープン。三重県では初めての「MAXマート」で、学生や勤務する教職員の軽食需要に対応するため、約6坪の売場に、飲料・菓子・アイスなど約400種類を品揃えした。

エブリイ「業務スーパー久世店」を出店

今夏、岡山県真庭市に「業務スーパー久世店(仮称)」を出店する。全国で1,051店舗(1月末時点)を展開する「業務スーパー」の商品を豊富に展開することで、地域顧客の利便性向上を目指した店舗で、敷地内に「集荷場」を開設。近隣の生産者が持ち寄った農産物を集荷してエブリイ各店舗へ配送し、地産地消の「地縁マルシェ」コーナーで販売していく。

サンリブ「リブホール大畠店」をオープン

3月27日にオープン。1978年に開業した「マルショク大畠店」の跡地に新たに建て替えを行い、ディスカウント業態として再スタートした。食生活を中心とする毎日の暮らし(Live)を、生鮮食品をはじめとした食品全体(Whole)の「鮮度と価格」にこだわり、商品やサービスを提供していく。また、100円ショップの「ワッツ」がテナントとして出店した。

  • 所在地……福岡県北九州市小倉北区大畠1-1-10
  • 店舗面積…639坪
  • 営業時間…9時~20時
  • 駐車台数…64台

西鉄ストア「久留米タミー店」をまるごとリニューアル

2005年に西鉄久留米駅構内に開店した「久留米タミー店」をリニューアルし、3月22日に「レガネット久留米タミー」としてオープンした。今回のリニューアルでは、地域密着、九州のおいしいものをコンセプトに、店内中央にオープンキッチンを導入。顧客とのコミュニケーションや、地域、九州とのつながりを重視した店づくりを行っていく。

  • 所在地……福岡県久留米市東町上天神316-2
  • 営業時間…9時~22時

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