奈良県の大神神社で「神楽舞講習」 新人巫女ら20人が稽古

真剣な表情で神楽舞の稽古をする巫女=26日、桜井市三輪の大神神社

 奈良県桜井市三輪の大神神社(井上卓朗宮司)で26日、「神楽舞講習」が行われた。巫女(みこ)らが、舞う機会が最も多い「浦安の舞」を中心に稽古した。

 神楽舞は、祭典や結婚式などで欠かすことができない神事。同神社では毎年春と夏に、神楽舞講習を実施している。今回は3月25~27日までの3日間行われ、新人巫女(みこ)1人を含む計20人が参加した。

 講習では、巫女らが、檜扇(ひおうぎ)や神楽鈴の扱い方や神前での心構えなどを稽古した。3月11日に入社した新人巫女は「舞をきれいに舞える巫女になれるよう頑張りたい」と話した。新人巫女は、半年間の見習い期間を経て、9月から正式に祭典で舞う。

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