カーリング男子日本代表いざ世界選手権へ、阿部晋也が手応え「勢いありそうな予感」

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2019年世界選手権4位のメンバー

3月30日から4月7日までスイス・シャフハウゼンで開催される世界男子カーリング選手権大会2024に出場する日本代表メンバーが28日、オンライン会見に出席した。

3月12日に日本を出発してからスコットランドで合宿を張り、現地の大会にも出場した。26日に決戦の地・シャフハウゼン入り。30日にイタリアと初戦に臨む。今大会からオリンピック出場ポイントが発生するため、全てが重要な試合だ。

サードの阿部晋也(44=コンサドーレ)は「合宿でやれることは全てやった。1勝でも多く、まずはプレーオフ進出を目指したい」とベテランらしく落ち着いた口ぶり。自身は男子日本代表が過去最高タイの4位に入った2019年の世界選手権(カナダ開催)を経験している。

「コーチと話しながら、あの時に近いような雰囲気を作り出せないか話し合って、合宿の内容を考えてきた。今のところ良い雰囲気。勢いがありそうな予感がしている」と手応えをにじませた。

フォースの清水徹郎(36=コンサドーレ)は2019年だけでなく、同じく4位に入った2016年の世界選手権(スイス開催)にも出場。「オリンピックに出るためには、1ポイントでも多く取るのが日本代表としての責任。チームとして初出場でもあるので、チャレンジして全力で戦い切ってポイントを持って日本に帰れたらいい。今は楽しみしかない」と笑顔を見せた。

敦賀信人コーチ「イタリア、スウェーデンとの2戦がカギ」

セカンドの大内遥斗(21=コンサドーレ)は初の世界選手権。「いい結果を出せるように楽しんでやりたい」と初々しく話した。

同じく世界選手権初出場のリード・敦賀爽太(21=コンサドーレ)も「緊張しやすいので、いつも通りのプレーをできればというのが一番。あとは世界選手権のアイスに早く慣れたい」と意気込んだ。

リザーブには中原亜星(21=ロコ・ソラーレ)が名を連ねる。敦賀爽太の叔父・敦賀信人コーチは「初戦からイタリア、スウェーデンと続く強豪との2戦をどう戦うか。チームでひとつになってスタートを良いパフォーマンスで入れたら」と最初の2試合をポイントに挙げた。

日本代表の日程は以下の通り。オリンピックに向けた熱い戦いに注目だ。

3月29日 公式練習
3月30日 予選 19:00 対イタリア
3月31日 予選 9:00 対スウェーデン、19:00 対ニュージーランド
4月1日 予選 9:00 対ドイツ、19:00 対チェコ
4月2日 予選 9:00 対スイス、19:00 対ノルウェー
4月3日 予選 14:00 対アメリカ、19:00 対スコットランド
4月4日 予選 14:00 対韓国
4月5日 予選 9:00 対オランダ、14:00 対 カナダ
4月6日 プレーオフ 10:00 ①予選3位vs予選6位、 ②予選4位vs予選5位
準決勝 16:00 予選1位vs②の勝者、予選2位vs①の勝者
4月7日 3位決定戦 10:00
決勝 15:00



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