特定の家族にだけ甘える犬の心理とは?4つの理由とさらに仲を深めるコツを紹介

特定の家族にだけ甘える犬の心理

家族が何名か一緒に暮らしていても、特定の家族にだけ甘える犬の心理にはどのような理由があるのでしょうか。

1.おやつがもらえるから

犬が特定の家族にだけ甘えるのは、おやつがもらえるからです。

目の前で仰向けになってお腹を見せたり、自分から膝の上に乗ってきて抱っこされたり、甘える仕草や行動をすることで「おやつがもらえる」と学習してしまっているのです。

愛犬から甘えられると、つい「おやつ食べる?」と言いたくなってしまいますよね。そうすると、犬はさらに甘えてくるでしょうし、嬉しくて大喜びする姿がまたさらに可愛いですよね。

愛犬から家族の中で一番好かれたい、という思いからおやつを与えすぎてしまうことだけはないようにしましょう。肥満や病気の原因にはなりたくないですよね。

2.甘えさせるのが上手だから

犬が特定の家族にだけ甘えるのは、甘えさせるのが上手だからです。

おそらく本人も家族もよく分かっていないと思うのですが、どういうわけか「犬たらしな人」っているんですよね。

犬たらしな人とは、なぜかどこに行っても犬に好かれてしまう人のことを言います。愛犬からだけではなく、他の犬からも好かれてしまう人です。

ドッグランで犬たちに囲まれる人を見かけたことはありませんか?ドッグランでは食べ物やおもちゃの持ち込みが禁止されています。何か特別なアイテムを見せて犬から好かれているわけではないんです。

犬たらしな人の特徴は、犬を甘えさせるのが上手なことです。犬と似たような感覚を持っている人でもあるのではないかと思います。

3.犬として扱ってくれるから

犬が特定の家族にだけ甘えるのは、犬として扱ってくれるからです。

赤ちゃんのように扱ったり、自分のことをまるで人のように扱ったり、犬を擬人化する人を犬はあまり好きではありません。犬は犬として扱われてこそ嬉しいのです。

そして、甘やかし過ぎない程度に犬が満足するほど甘やかしてくれる人に犬は甘えたいと感じます。その犬が必要とする『適度』をよく理解している人なのだと思います。

甘やかし過ぎると、甘えたがりな性格の犬でも(この人ちょっとしつこいな…)と感じてしまうようです。

4.甘えられる時間が限られているから

犬が特定の家族にだけ甘えるのは、甘えられる時間が限られているからです。

朝早く家を出て、夜遅くに帰宅し、休みは土日だけという「お父さん」がよく当てはまるのではないかと思います。

そんなお父さんに犬が思いっきり甘えられる時間は、夜遅くに帰宅したお父さんが食事をする時や晩酌をする時なのではないでしょうか。

他の家族よりも甘えられる時間に限りがあり、一緒に過ごせる時間が短い、ということが理由なのです。

他の家族に甘えている時と特定の人に甘えている時を比べた時、犬の態度に差があることで違いを感じるのでしょう。

まとめ

特定の家族にだけ甘える犬の心理を4つ解説しました。

  • おやつがもらえるから
  • 甘えさせるのが上手だから
  • 犬として扱ってくれるから
  • 甘えられる時間が限られているから

愛犬から手を舐められたり、顔や口周りを舐められたりした時、あなたはどんな反応をしますか。嫌がったり、拒否したりしたことはありますか。

犬が人を舐めるのは、愛情表現でもあり、甘えたい時のサインです。嫌がったり拒否したりすると、犬の心を傷つけてしまうことがあります。

家族の中で特定の人にだけ甘える時、その特定の人だけが愛犬からの愛情表現や甘えたい時のサインを受け取ることができているのかもしれない、ということも考えられると思います。

舐められた時、よだれがひどかったり、犬の口の中の独特なニオイがしたり、不快に感じられることもあるかもしれません。愛犬にもっと甘えてもらいたい時は、少し我慢してはいかがでしょうか。あなたに対しての態度に変化が見られることがあります。

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