谷繁氏「門別はモノが違う」阪神の球団史上初連覇へ解説陣が前川&門別を猛プッシュ! 

◆ 高木氏は前川を「天才に近い」

28日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース 開幕直前スペシャル』にて今季の阪神の展望が話題に。解説者の口からは投打のキーマンとして門別啓人と前川右京の名前が挙がった。

圧倒的な強さでリーグ優勝、さらには日本一を達成した昨季の阪神。今季は球団初の連覇へファンの期待もプレッシャーもより一層高まっている。

そんな阪神の“打”のキーマンとして、スタジオでは近本光司、大山悠輔、森下翔太ら主力陣の名前が挙がる中、出演した高木豊氏は「1年間我慢して使って欲しい選手」と前川右京を猛プッシュ。

高卒2年目の昨季は規定未到達ながら33試合出場で打率.255、24安打、出塁率.346を記録するなど潜在能力の一端をうかがわせていたが、高木氏は「この若さでパンチ力もあるし、拾う事も出来るし、それでインサイド打ちもうまい。まぁ天才に近いですね」とコメント。

高卒3年目ながらパワーと器用さを併せ持つ打撃を手放しで激賞し、「どのくらいの数字を残すのか楽しみでしょうがない」と今季の活躍に期待を寄せて語った。

同じく“投”のキーマンとしてスタジオに出演した谷繁元信氏は、「ちょうどブルペンに入った時に見たんですよ……もうモノが違います」とこちらも高卒2年目の門別啓人に熱視線を浴びせた。

昨季はプロ初先発のマウンドで広島を相手に5回無失点のデビューを飾るなど非凡な素質を示したが、中でも目を引くすごみとして同じく出演した館山昌平氏は「ストレートが特殊球に見えるんですよね。狙ってもフライアウトになりそうなストレートを持っていますので、なかなか捉えられないんじゃないかな」と“直球の異質さ”を指摘して語った。

昨季から結果を残した前川と門別は、今季も大卒ルーキーに満たない年齢ながらどちらも開幕一軍の切符をつかみ取っているなど実力・将来性ともに首脳陣から高く評価されている。

チームは前年度覇者としていっそうマークが厳しくなる事が予想されているが、若き才能がそうした包囲網を突破する起爆剤になるのかもしれない。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』

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