「第1打席で二塁打だ!」大谷翔平が本拠地開幕戦の初打席で強烈打も、まさかの走塁死に「非常に興味深い展開」と米驚愕!

本拠地デビュー戦で挨拶代わりの強烈な一打を放った。

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が3月28日(日本時間29日)、本拠地ドジャー・スタジアムの開幕戦となるセントルイス・カーディナルス戦に「2番・指名打者」で先発出場し、初回の第1打席で右翼線を破る二塁打を放ったが、まさかの走塁ミスでアウトになった。

1番のムーキー・ベッツが四球で出塁すると、球場アナウンスが次打者「ショウーヘイ! オオタニ!」と大きくコールすると、観衆は割れんばかりの大歓声で新加入の背番号17を歓迎した。

大谷は初球からフルスイング。惜しくもファウルになり、2球目も大きなファウルで、球場は鋭いバットスイングに騒然とした。

3球目を見逃し、カウント1-2とした4球目。大谷は元巨人のマイルズ・マイコラスが投じたアウトコースに甘く入ったチェンジアップを右翼線に運んだ。1点確実かと思われたが一塁のベッツが三塁で止まってしまい、大谷は大きく二塁を蹴ったところで慌てて戻ろうとしたが、時すでに遅し。遊撃手にはさまれてしまい、三塁近くで無念のアウトになった。

だが火を噴くような鋭い打球と、次の塁を狙った大谷の積極的な走塁にファンは拍手で労った。このあと3番のフレディ・フリーマンがきっちり右安打を放ち、ドジャースが先制。犠牲フライでもう1点を追加し、幸先よく初回から2点を奪取した。
本拠地初打点とはいかなかったが、先制点のきっかけを作ったヒットに現地記者は大興奮だ。稀代の”大谷翔平マニア”として周知されている米放送局のベン・バーランダー氏は自身のX(旧ツイッター)に「ショウヘイ・オオタニがドジャー・スタジアムの第1打席で二塁打!」と即投稿。興奮を隠せなかった。

ドジャース傘下2Aタルサでカメラ・サウンドオペレーターを務めるディラード・バーンハート氏もXを更新。「オオタニのドジャー・スタジアムでの最初の打席は、非常に興味深い展開があった」と記し、まさかの結果に驚愕していた。

試合は4回裏を終わり、ドジャースが2本のホームランが飛び出し5対1で大きくリード。なお、大谷の第2打席は四球だった。

構成●THE DIGEST編集部

© 日本スポーツ企画出版社