妻夫木聡主演の2009年大河ドラマ『天地人』BS松竹東急で4・4から無料放送 兜に「愛」の文字を掲げる武将・直江兼続の生涯を描く

By TV LIFE

2009年に放送された『大河ドラマ 天地人』(BS松竹東急/BS260ch・全国無料放送 午後6時15分~)が、4月4日(木)から毎週木曜に2話連続で放送される。

本作は、わずか5歳で上杉景勝の家臣となり、側近として主君・上杉景勝に寄り添い仕えた直江兼続の生涯を描いた大河ドラマ。主演を務めるのは、映画「ある男」(2022年)で「第46回日本アカデミー賞」最優秀主演男優賞を受賞するなど、数多くの作品で実績のある妻夫木聡。妻夫木は、上杉謙信の「義」の精神を受け継ぎ、仁愛の「愛」という信念にたどり着き、兜に「愛」の文字をかかげる武将・直江兼続を演じる。

血生臭い欲望が渦巻く戦国の世で、一途に民と故郷を愛し「義」を貫き、上杉家の一家臣でありながら豊臣秀吉や徳川家康を魅了し、かつ恐れさせた知将・兼続。大河ドラマ初出演にして初主演の大役を務めた妻夫木の熱演に注目だ。

また、兼続の主君である上杉景勝役に北村一輝、景勝の叔父・上杉謙信役に阿部寛。兼続の妻・お船役に常盤貴子、真田幸村の妹で忍びの初音役に長澤まさみ。石田三成役に小栗旬、織田信長役に吉川晃司、羽柴秀吉役に笹野高史と、豪華俳優陣が脇を固めている。

『大河ドラマ 天地人』©NHK

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戦国乱世に「愛」!? 直江兼続の「愛の兜」姿にびっくりした人は多かったはず。が、どんな大人物相手にもその愛と義を貫いたことが、兼続の最大の魅力だ。わずか五歳で上杉の家臣になるため寺に入ったときは巨木のような上杉謙信(阿部寛)に「わしは、こんなところに来とうはなかった!」と言い放つ。(幼い兼続役の加藤清史郎の熱演に拍手!)魔王のような信長(吉川晃司)には「義がなければ人は野に生きる獣と同じでございます」とドキドキしつつも直言。
それを聞いて「ならば、獣で十分」と応えた信長はさすがだが、後年、秀吉(笹野高史)からのスカウトをかわし、家康(松方弘樹)に挑戦的な直江状を送りつけた兼続は、太々しさも身につけている。石田三成(小栗旬)や真田幸村(城田優)と理解し合い、側室も持たず愛妻(常盤貴子)と故郷の民を思う。妻夫木聡は、あのスマイルと胸に秘めたしたたかさで兼続の成長をしっかりと見せてくれた。
現代の世にもどこか通じる戦国乱世に「愛」。大いにアリです。

あらすじ

天下人・豊臣秀吉(笹野高史)にも見込まれた上杉家家臣・直江兼続(妻夫木聡)の人生を描く本作は、永禄七年(1564年)、越後・上田庄で起きた城主・長尾政景の溺死事件に始まる。この事件を、輝虎こと後の謙信(阿部寛)が仕組んだ暗殺だと思った長尾家の家臣たちは、城に集結。そこに輝虎が現れ、政景の妻・桃(高島礼子)と息子・喜平次(後の景勝)と対面する。一方、幼い与六(後の兼続)はその行方を見ていた。

番組情報

『大河ドラマ 天地人』
BS松竹東急(BS260ch・全国無料放送)
2024年4月4日(木)午後6時15分~
※4月4日(木)は1話のみ。4月11日(木)、25日(木)は放送休止。4月18日(木)より2話連続放送。

番組「お知らせ」ページ:https://www.shochiku-tokyu.co.jp/notice/20198/
局公式X:@BS260_official

原作:火坂雅志
脚本:小松江里子
音楽:大島ミチル
語り:宮本信子
出演:妻夫木聡、北村一輝、常磐貴子、田中美佐子、高嶋政伸、小栗旬、長澤まさみ、玉山鉄二、相武紗季、深田恭子、東幹久、小泉孝太郎、比嘉愛未、加藤清史郎、杏、宍戸錠、萬田久子、山下真司、葛山信吾、山本圭、平泉成、加藤武、松田龍平、上地雄輔、鶴見辰吾、石原良純、城田優、松山政路、神山繁、木村佳乃、吉川晃司、笹野高史、中尾彬、高島礼子、宇津井健、富司純子、阿部寛、松方弘樹ほか

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