【中日】開幕投手・柳裕也を熊崎晴香が直撃「過去最大にいけるんじゃないかと思っている」

熊崎晴香に開幕投手の意気込みを語った柳裕也投手(左)

中日は29日に神宮球場でヤクルトとの開幕戦を迎える。竜の開幕投手を任されたのは8年目で初の大役となる柳裕也投手(29)だ。今季から特約記者として本紙中日取材班に加わったSKE48・熊崎晴香の直撃に右のエースは「いけるんじゃないかなと思ってます」と2年連続最下位からの逆襲に燃えている。

熊崎 開幕投手おめでとうございます!8年目のシーズンで開幕投手に決まったときはどうでしたか。

柳 うれしいというよりも身の引き締まる思いというか、責任を感じた方が大きかったですね。過去7年間、開幕投手をやる人の背中を見てきたので、いつかは立ってみたいマウンドでした。光栄だなと思います。

熊崎 緊張はされますか。

柳 僕はどの試合でも緊張するんですよ。開幕投手に関してはやったことがないのでわからないですけど。

熊崎 特別な準備はされるんですか

柳 しないです。それなりにやってきているので、自分が何をするべきかはわかっているつもりなので。

熊崎 ゲン担ぎは?

柳 しないです。しそうになったら自分から壊しにいくタイプです。直感というか、感覚を信じるタイプですね。

熊崎 (開幕投手について)他の選手にはお話されたんですか

柳 監督に指名してもらって、まずは他の先発陣に僕の方から「開幕決まりました」と伝えました。大野さんも(小笠原)慎之介も開幕投手の経験がある。「頑張れよ」「おめでとうございます」と言ってもらいました。

熊崎 柳投手にとって小笠原投手はどんな存在ですか

柳 入ったときも1年違い(小笠原は2015年1位指名、柳は16年1位指名)ですし、若い時からお互い意識し合ってやってきたと思いますし、いいライバルだと思っています、僕は。そういう存在ですね。

熊崎 高橋宏斗投手はフォームを自分なりに試行錯誤されているというニュースを見ましたけど、何かお話はされましたか?

柳 まあ、話しましたけど、人の感覚ってわからないじゃないですか。僕は宏斗の感覚はわからないし、結構ピッチングって感覚の部分が大事だと思う。いろいろチャレンジすることはすごくいいこと。回り道のように見えても回り道じゃないと思うんです。まだ若いですし、能力というか投げているボールはみんなが認めている。ファームに落ちましたけど、一軍で投げる時には一回り大きくなって投げればいいんじゃないかなと思います。

熊崎 去年と今年のドラゴンズは何が違うと感じてますか。

柳 キャンプからいろんなポジションで競争が生まれている。相乗効果でチームの力も上がってきているのかなと思います。投手陣も競争してますし、各ポジション1人しか出られないので競争意識がキャンプからすごくあったと思います。

熊崎 中田翔選手が入団したことは大きかったですよね。

柳 野手にとっても大きいと思いますし、投手からしても心強いですね。

熊崎 中田選手が入団会見前日に名古屋で食事をされているところへ柳投手が駆けつけたというお話がすごくステキで、お二人の絆っていいなと感じてました。

柳 絆というか、誕生日(4月22日)が同じなんですよ。翔さんとは野球の話もしますし、それこそ名古屋の話とか、家族の話とか、いろんな話をします。

熊崎 名古屋のお勧めのお店とか。

柳 お店というよりも場所というか地理的な話とかかな。

熊崎 心に残っている中田選手の言葉とかありますか。

柳 いろいろな記事を見ていると翔さんは「このチームで勝ちたいと」と言っている。そういうのを見るとうれしいなと思いますね。

熊崎 中日ドラゴンズ公式ユーチューブで「毎年2月にキャンプインして〝今年はいける〟と思っているんですけど今年に関しては過去最高、最大にいけるんじゃないかと手応えを持っています」とおっしゃっていました

柳 毎年「今年はいける」と思うんですけど、僕の感覚というか、過去最大にいけるんじゃないかと思っていて。オープン戦もいい形(勝率1位)で終わりました。2年連続最下位というチームにとっては勝つということはオープン戦だろうが大事だと思う。なのでいけるんじゃないかなと思ってます。もちろん頑張らないといけないですけどね。

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