「新食感でおもしろい」オリーブで育ったニワトリのたまごで作ったバームクーヘン【しずおか産】

「いままでとは違う新しい食感でおもしろい!」
「味と香りが深くておいしい!」

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今回のしずおか産は、「オリーブたまご」を使ったバームクーヘンです。静岡市葵区にあるオリーブオイル専門店「クレアテーブル」。中に入ってみるとたくさんのオリーブオイルが並んでいます!自家製から海外のものまで、毎日ラインナップが変わり、1日におよそ30種類のオリーブオイルを販売しています。

さらに、ここではコーヒーやワインのように自分の好みのオリーブオイルを探すこともできるんです。

<クレアファーム 南條友梨さん>
「オリーブオイルの中にはオレイン酸が豊富に含まれていますので、抗酸化作用に期待ができます。普段使いの油として、サラダ油ではなくオリーブオイルを利用される方も増えてきているかなと思います」

このオリーブオイル専門店が4か月前から販売を始めたのが「オリーブたまごのバームクーヘン」です。オリーブの樹をイメージして作られ、クッキーのようなザクザクした食感がポイントです。

<クレアファーム 南條友梨さん>
「(オリーブが)親しまれる商品って何だろう?ってなったときに、焼き菓子とかが親しんでいただけるのではないかなというところで、バームクーヘンを考えました」

そこで声が上がったのがオリーブを使ったたまご。作っているのは、静岡県富士宮市にある「あさぎり宝山ファーム」です。

<あさぎり宝山ファーム 福崎正展さん>
「エイビアリーと呼ばれる、養鶏の新しいシステム。日本にはあまりないような珍しい鶏の飼い方をしています」

エイビアリーとは、鶏たちが自由に歩き回ったり砂遊びができたりするシステムのこと。ストレスを減らすことでより美味しい卵をうむことができるとされています。

エサに使っているのは、静岡県産のオリーブ。栄養素が多く含まれるオリーブは人間だけでなく、ニワトリの健康にもいいそうです。このエサを食べることで、殻に変化があったといいます。

<河島玖実ディレクター>
「結構しっかりかたいですね。普段の卵よりも殻が分厚いというかかため」

<あさぎり宝山ファーム 福崎正展さん>
「健康に育っているので(オリーブの)カルシウムをきちんと吸収して卵になっている証拠です」

中身も、一見、差はないように見えますがよくみると白身につやがあり分厚いのが分かります。

<あさぎり宝山ファーム 福崎正展さん>
「しっかりした、味のある白身だから、ケーキとかバームクーヘン含めたスポンジにも合うんじゃないかなとおもって、楽しみなお話だなと思いました」

そのまま食べてもおいしいバームクーヘンですが、オリーブオイル専門店ならではのおすすめの食べ方があります。

<クレアファーム 南條友梨さん>
「レモンオイルにつけてお召し上がりください」

クレアテーブルで販売している、レモンが入ったオリーブオイル。少しつけて食べてみました。

<河島玖実ディレクター>
「口の中に入れた瞬間にレモンの香りが広がって、オリーブたまごを使っているからオリーブオイルとすごく相性がいいですね」

<クレアファーム 南條友梨さん>
「楽しんでいただけるような商品をたくさん作っていって、静岡県にオリーブ農園があるんだよということをより多くの方に知ってもらえる機会になったらいいなと思います」

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