「日本人は下手というか苦手」宮本恒靖JFA新会長が指摘した課題「欧州でプレーする選手には身に付けてもらいたい」

日本サッカー協会(JFA)の新会長に就任した宮本恒靖氏が3月27日、テレビ朝日系列の「報道ステーション」に出演。今後のビジョンなどについて語った。

その中で同番組のキャスターを務める元日本代表DFの内田篤人氏から、「ヨーロッパでもプレーされて、日本との違い、良さだったり、日本がもっと成長しなければいけないところはどういうところですか?」と質問を受けると、宮本会長はこう課題を挙げた。

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「海外の選手は、例えば90分の練習の中で、ずっと50%でやっていても、メンバーを決めるような紅白戦の中では100%、120%を出せる。10分間であっても。そのパワーを出せる瞬間が日本人は下手というか苦手。そういう力をヨーロッパでプレーしている選手には身に付けてもらいたい。ここという時のアウトプットのパワーですね」

47歳の新会長は「(日本人選手は)どちらかというと、80%で1日をこなすのは得意なんですけど、集中力を切らさずに。100%、120%を出すというのはまだ苦手なんじゃないかな」と指摘を続けた。

ここぞという勝負どころで、どれだけパワーを出力できるか。それが大舞台での勝敗に関わってくると考えているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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