アリアナ・デボーズ、3年連続でトニー賞の司会に

アリアナ・デボーズが、3年連続でトニー賞の司会を務めることになった。映画『ウエスト・サイド・ストーリー』で注目を集めているアリアナ、6月16日にニューヨークのリンカーン・センター・フォー・ザ・パフォーミング・アーツのデヴィッド・H・コッホ・シアターで開催される優れた演劇を称える同式典で、オープニング曲のプロデューサーと振付師も務める。

アリアナは声明でこう語っている。「リンカーン・センターでもう一度トニー賞の司会を務めるチャンスを逃すわけにはいかなかった。チームと協力して、ブロードウェイでの今シーズンの功績を、私たちのコミュニティと自宅にいるすべての人のために、素晴らしい祭典を創り上げることにワクワクしています」

アメリカン・シアター・ウィングの社長兼CEOヘザー・ヒッチェンズ氏とブロードウェイ・リーグの暫定会長ジェイソン・ラクス氏はアリアナについて声明で「私たちはトニー賞にノミネートされた女優アリアナ・デボーズを、名高いリンカーン・センターで初めて開催されるブロードウェイ最大の夜の司会者として迎えることを非常に光栄に思います」「アリアナのユニークな芸術性、創造性、才能のセンスがショーを盛り上げ、ノミネートされた人々と視聴者を魅了し続けます」と語っている 。

今回も2部構成の放送となるトニー賞、パラマウントの無料ストリーミングサービスのプルートTVでは、プレショーと選ばれた賞のプレゼンテーションを収録した「トニー賞:第1幕 」を放映し、本編はその後、CBSで生放送され、パラマウント+でストリーミング配信される予定だ。

ちなみに昨年のトニー賞は、全米脚本家組合(WGA)のストライキのため、アリアナが台本なしで司会を務めるという新たな課題に直面していた。オープニングで、ユナイテッド・パレス劇場の階段を飛び降りるなど、言葉を使わないアクロバティックなダンスパフォーマンスを披露したアリアナ、その後「台本なしの生放送よ。大丈夫」と話し、アドリブで自己紹介していた。

当時、WGAがトニー賞のテレビ放映を許可しなかったため、授賞式が開催されるかどうかさえ不透明だったが、最終的にWGAはストをしないことに同意し、主催者側も台本なしで実施することに同意した。

トニー賞のノミネーションは4月30日に発表される。

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