オースティン・バトラー、犯罪スリラー新作に主演へ

オースティン・バトラー(32)が、犯罪スリラー作『コート・スティーリング』に主演する。米作家チャーリー・ハストンによる同名小説を原作とした同新作では、『ブラック・スワン』のダーレン・アロノフスキーが監督を担う。

アロノフスキーはデッドラインに、「チャーリーのアドレナリン全開のジェットコースターのようなストーリーに命を吹き込むべく、ソニー・ピクチャーズの旧友と組むことに興奮しています。オースティンとニューヨークの映画製作者仲間たちと一緒に仕事を始めるのが待ちきれません」と意気込みを語っている。

ハストンが脚色、アロノフスキーのプロトゾア・ピクチャーズが製作を担う同作は、元野球選手のハンク・トンプソンが、知らぬ間に1990年代のニューヨークの裏社会に巻き込まれ、命をかけて闘いを繰り広げる姿を描く。

一方で、現在上映中の『デューン 砂の惑星PART2』では、ティモシー・シャラメ演じるポール・アトレイデスの宿敵フェイド=ラウサ・ハルコンネン役を演じているオースティンは、同作と『エルヴィス』での役作りの違いについて、最近ロサンゼルス・タイムズ紙にこう語っていた。「以前『エルヴィス』では、あの世界で3年間暮らすことを探究してみたよ。昼も夜も唯一それだけを考えて過ごしたんだ。フェイドでは、それは僕の家族や友人にとって不健康なことだと分かっていた」「だから、境界線を引くという意識的な決断を下したんだ。演技とカットの間でより自由になれたよ。僕たちがしていたことの外にいる全ての人を守ることになると分かっていたからね」「日常に影響が出なかったと言っているわけじゃない。でも、その境界線の外では危ないことをしないと分かっていたから、ある意味、より深く掘り下げることができたんだ」

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