大谷翔平らに敵将お手上げ「1番から9番まで非常にいい」 強力ドジャース打線に被安打10の7失点

カージナルス戦に出場したドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

本拠地カージナルス戦に「2番・DH」で出場

米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は28日(日本時間29日)、ドジャースタジアムで行われた本拠地開幕のカージナルス戦に「2番・DH」でスタメン出場。本拠地デビューを迎え、スタメン発表でグラウンドに姿を見せると米ファンから大歓声が送られた。3打数2安打1四球、1三振。マルチ安打で7-1の勝利に貢献した。カージナルスのオリバー・マーモル監督は「1番から9番まで非常に良い選手がそろっている」と強力打線にお手上げだった。

注目の第1打席。初回無死一塁、米国での新天地初打席に立った大谷に、ドジャースタジアムの米ファンは大歓声。スタンディングオベーションで迎えられた。2018年の最多勝右腕マイコラスと対戦。低めの球をはじき返していきなり右翼線二塁打としたが、一走ベッツが三塁ストップしたのに対し、迷わず三塁を目指していた大谷は二三塁間で挟まれてしまった。

走塁ミスでタッチアウトに。それでもいきなり結果を出した二刀流へ、ファンは拍手を送っていた。第2打席は四球、第3打席は打球速度113マイル(約182キロ)の強烈な右前打を放ち、マルチ安打をマーク。第4打席は空振り三振だったが、マルチ安打で打率.385とした。

米ミズーリ州地元放送局「バリー・スポーツ・ミッドウェスト」公式Xではマーモル監督の試合後インタビュー映像を公開。「マイルズはいい仕事をした。いつも通りストライクゾーンを攻めた。ベッツとフリーマンにカウント0-0から打たれた。彼はやるべきことはやったが、残念ながらうまくいかなかった」と語った。

1番ベッツ、3番フリーマンと合わせて8打数5安打2本塁打5打点。4つの四球も選んで9出塁、6得点とMVPトリオの上位打線が機能した。被安打10と打ち込まれたこの日、同監督は「(ドジャースは)1番から9番まで非常に良い選手がそろっている」と下位打線まで気が抜けない強力さにお手上げだった。

THE ANSWER編集部

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