クラフトビールに親しんで すっきりした味わい「姫路クラシック」 姫路鳩屋麦酒が限定販売

親しみやすい味わいに仕上げた「姫路クラシック」をPRする松本敏郎社長=姫路市北条口5

 水産練り物製造業のハトヤ(兵庫県姫路市北条口5)が運営するクラフトビール醸造所「姫路鳩屋麦酒」は、新商品「姫路クラシック」を限定販売している。国内で主に流通するピルスナータイプのビールで、すっきりとした味わいが特徴の飲みやすい一品とした。

 同社は2022年に同醸造所を立ち上げ、「ペールエール」など計6種類を常時そろえる。JR姫路駅前の地下街「グランフェスタ」ではグラスビールで提供するバーを運営する。

 「来店客に『普段飲むビールに近いのはどれですか』とよく尋ねられた」と同社の松本敏郎社長(53)。国内大手の商品の大半を占めるピルスナーを用意し、クラフトビールに親しんでもらおうと醸造を始めた。

 商品はハトヤ本店やバーなどで20日から販売。苦みはやや弱く、フルーティーな優しい香りが広がる。ラベルはレトロ調で、姫路城にちなみシラサギの絵を中央に配した。松本社長は「この商品を入り口とし、ほかのクラフトビールも味わってほしい」と期待した。

 瓶ビール(330ミリリットル)が500円。4月下旬ごろまで店頭に並ぶ予定。ハトヤ本社TEL079.281.0818 (田中宏樹)

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