〈ホールケーキ〉をきれいに切る裏ワザ!コツを知ればお店のように美しくカットできます

上手に均等に切り分けるのが難しいホールケーキを、普通の包丁できれいに切るためのコツをご紹介します。

ケーキは冷やしておく

ケーキを常温で置いておくと、生クリームが溶けて柔らかくなります。この状態で切ると包丁にクリームがまとわりついてしまい、切り口や断面を汚したり、つぶしたりする原因に。

ケーキは切る前に冷蔵庫で1時間ほど冷やしておきましょう。生クリームがしっかり固まり、形崩れが起きにくくなります。

包丁を温めてから切る

切る前に包丁を40〜50度くらいの人肌程度に温めましょう。バットにお湯をはってしばらく浸し、ふきんやキッチンペーパーで水気をよく拭き取ってから、刃が温かいうちに切ります。

こうすることで切り口と断面の生クリームだけを溶かし、きれいに切ることができます。

フルーツや飾りは外してから切る

包丁で切るライン上にフルーツやプレートなどの飾りがある場合は、別のお皿に取り外しておくのが無難。乗せたまま切ろうとして上手く切れず、スポンジを押しつぶしてしまうこともあるからです。外した飾りはケーキを切ってお皿に乗せてから盛り付けましょう。

ライン上に飾りがない場合は、もちろんそのまま切ってOKです。逆に細かいフルーツがいっぱい乗っていて取り外しが難しいならば、切るライン上にあるものだけでも少し移動させるとスムーズに切れます。

刃先はケーキに対して斜めに入れる

包丁はケーキに対して先端から斜めに入れるのがポイントです。力を入れすぎず、包丁の重みを利用しつつ前後に小刻みに動かしながら、手前にやさしく引くように切りましょう。

刃が下まで通ったら、包丁をケーキから引き抜きます。くれぐれも持ち上げないよう気をつけましょう。

切るたびに包丁の汚れを拭き取る

包丁についた生クリームなどは、切るたびにふきんやキッチンペーパーできれいに拭き取りましょう。そのまま続けて切ると、新たな切り口や切断面に刃についたクリームが付着してしまいます。

少し面倒に感じるかもしれませんが、このひと手間が大事です。

刃についたクリームを拭き取ったら再び包丁を温め、ケーキを切り、また刃を拭き取り…を繰り返すと、お店で買ったケーキのようにきれいに切り分けられます。気軽に真似できるコツですので、ぜひトライしてみてください。

無理そうなら専用ナイフを使っても

やっぱりちょっと面倒かも…と感じるならば、ケーキを切る専用のナイフもありますので購入するのも手です。もちろんスムーズにきれいに切れますよ。

難しい「奇数カット」がラクにできる方法

6等分、8等分などの偶数カットは比較的簡単にできますが、5等分、7等分となると難易度が少しアップします。目分量で切るのが不安な場合は、ケーキを等分に切るための無料アプリもありますので利用してみましょう。

使い方は、アプリを起動してカメラでケーキを撮影し、切り分けたい個数を入力するだけ。画面のケーキにガイド線が表示されるので、そのガイドを見ながら切ればバッチリ等分に切り分けられます。

「ケーキ 切り方 アプリ」などで検索すればおすすめアプリが出てきますよ。

等分に切り分けられた美しい切り口のケーキは、写真映えもバッチリ!

写真・文/石野祐子 ※暮らしニスタの人気記事を再配信しています。

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