「何度も諦めかけたが…」 沖縄の小6、難関の国家資格に合格 危険物取扱者試験の甲種 県内最年少で

 沖縄市立北美小6年の相煌政(あいこうせい)さん(12)が、2月にあった国家資格の危険物取扱者試験の甲種に合格し、県内の最年少記録を更新した。甲種は3区分ある危険物取扱者試験の中で最も難しい区分で、大卒レベルとされる。相さんは「県内で初めてを樹立できてうれしい。自分がすごいと感じる」と頬を緩めた。

 小4の頃、物理や化学に興味を持った相さん。危険物取扱者試験で甲、乙、丙の全種全類の取得を目指して試験勉強を積み重ねてきた。今回、念願を達成し「難しくて何度も諦めかけたが、家族や周囲の励ましのおかげ。次の目標は消防設備士と電気工事士だ」と意欲を示した。

 28日、県庁で免状の交付式があり、消防試験研究センター県支部からは栄誉をたたえて表彰状が贈られた。(政経部・東江郁香)

(資料写真)勉強
県内最年少で危険物取扱者試験甲種に合格し、家族や校長と並んで賞状を見せる相煌政さん(前列中央)=28日、県庁

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