パドレス逆転勝ちで松井裕樹がMLB初勝利 ダルビッシュ有は6回途中7K1失点

○ パドレス 6-4 ジャイアンツ ●
<現地時間3月28日 ペトコ・パーク>

サンディエゴ・パドレスがホーム開幕戦で逆転勝利。ダルビッシュ有と松井裕樹の日本人コンビが登板し、松井がMLB初勝利を記録した。

パドレスはダルビッシュが韓国開幕戦に続いて、ホーム開幕戦でも先発登板。1回、2回で4三振を奪い、ともに三者凡退。完璧な立ち上がりを見せたが、3回、先頭打者のコンフォートに二塁打を打たれ、この試合最初のランナーを背負うと、9番アーメッドの適時二塁打で失点。先制を許してしまう。

ダルビッシュは4回、5回はともにランナーを背負いながらも無失点に抑えると、5回裏パドレスが2本の適時打で逆転。6回表の先頭打者に四球を出したところで2番手トム・コスグローブへ交代。勝ち投手の権利を持って降板した。

しかし7回表、3番手ジョニー・ブリトーが連打を浴び、アーメッドの2本目の適時打で失点。ブリトーは開幕戦に続いての救援失敗を喫し、試合は振り出しに。なおも一死一、三塁のピンチで松井が本拠地初登板。暴投で二、三塁とすると、李政厚の中犠飛で失点。逆転を許したが、二塁ランナーの走塁死により打者1人との対戦でイニングを終えた。

直後の7回裏、ジャイアンツ先発のウェブが降板したところを攻め立てると、ザンダー・ボガーツとジェーク・クローネンワースの適時打など一挙4得点で再逆転に成功。勝ち投手の権利を得た松井は8回表にもマウンドへ上がって三者凡退。9回表をロベルト・スアレスが締め、パドレスがシーソーゲームを制した。

ダルビッシュは5回0/3を投げ、5安打、1四球、7奪三振、1失点と好投するも、2試合続けて勝敗は付かなかった。松井は開幕から3試合続けて登板。打者4人を無安打に抑え、MLB初勝利を記録した。

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