春のはかない美...カタクリ開花 福島・小鳥の森、愛らしい薄紫色

愛らしい花を咲かせ始めたカタクリ=福島市小鳥の森

 福島市小鳥の森で「春のはかない命」と呼ばれるカタクリが開花し、愛らしい姿を見せ始めた。

 カタクリはユリ科の多年草で、木々の葉が茂る数週間しか姿を見せない。高さ約15センチの茎の先に薄紫色の花を下向きにつける。花には「蜜(みつ)標(ひょう)」と呼ばれるサクラの花びらのような模様があり、形や大きさ、色の濃さが花ごとに異なる。

 小鳥の森によると、24日に開花を確認した。天候にもよるが、4月上旬まで楽しめるという。

© 福島民友新聞株式会社