矢祭町議会、日当制を廃止 条例改正案を可決、4月から月額制

 矢祭町議会は28日、臨時議会を開き、議員報酬の日当制を取りやめ、月額制に戻す条例改正案を全会一致で可決した。条例は4月1日に施行する。日当制を採用しているのは、全国で同町議会のみだった。

 町議会は、議会経費の大幅な削減を目指し、2008年に議員報酬に日当制を導入。本議会や委員会などへの出席に際して1日当たり3万円を得ており、年収額は約100万円だった。

 4月1日以降は報酬を月額で議長が30万円、副議長が22万7000円、議員が20万8000円とし、日当制を採用する前の年収額(期末手当を含めて計約300万円)に引き上げる。

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