【早出し】「くるんと」の仕事に興味津々 長井で仕事体験

屋内遊戯場でイベントの司会進行を行う子どもたち=長井市遊びと学びの交流施設「くるんと」

 長井市遊びと学びの交流施設「くるんと」で27日、小学生を対象とした仕事体験イベントが初めて開かれた。市内の4~6年生7人が参加し、施設内の市立図書館と、屋内遊戯場の双方の業務を体験した。

 市立図書館では貸出・返却や、本を書架に戻す業務に取り組み、持参した本を使ってカバーかけに挑戦した。1、2階の閉架書庫や、移動図書館「いなほ号」の車庫など図書館の裏側も見学し、長井小5年早川知明希さん(11)は「ずっと入りたかった場所が見られてうれしい」と目を輝かせていた。

 屋内遊戯場では、イベントの運営補助に携わり、場内各所の安全管理も見学した。壁面に投影した映像にボールを当てるゲームでは、来場者の呼び込みや注意点の説明、司会進行を担った。長井小5年横山美空さん(11)は「みんなが楽しそうにしているところが見られて、働く側の喜びが分かった」と話していた。

図書館の閉架スペースを見学する子どもたち=長井市遊びと学びの交流施設「くるんと」

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