山形市が本、CDの回収箱を設置 ブックオフと連携協定

山形市役所1階に設置された回収ボックス

 山形市は28日、循環型社会の推進を目的に、ブックオフコーポレーション(相模原市、堀内康隆社長)と連携協定を締結した。使い終わった本やCDを入れる回収ボックスを市役所などに設置し、同社による査定相当額が山形市に寄付される。

 市は、脱炭素社会を目指し国が推進する運動「デコ活」を宣言し、地球温暖化対策を進めることとしている。本やCDの再利用による寄付金は、デコ活の普及啓発事業のために活用する。回収ボックスは市内の公民館7カ所にも設置した。ウェブによる集荷の申し込みも受け付ける。

 市役所で締結式を行った。寄付金は30万円を目標に設定しており、堀内社長は「地域が笑顔になるように、長いスパンで取り組みを進めたい」と述べた。佐藤孝弘市長は「循環型社会の実現に一層取り組む」と話した。

 このほか、市が市役所1階に設置を予定する「本のひろば」に役立ててもらおうと、ブックオフは市にゆかりのある作品を中心に約200冊を寄贈した。

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